生きている間にしたいことのバケット・リストを実行する旅に出かけた。学生時代から好きだったビートルズが生まれた英国リバプールにいつか行きたいと考えていた。2013年11月に、2週間のロンドン&パリの旅に出かけたのだ。今日はその8回目。7回では、リバプールでレンタカーを借りてビートルズゆかりの場所を訪れたが今回はその続編。
先回はジョンの名曲“Strawberry Fields Forever” になった、ストロベリー・フィールドを訪れたが、今度はポールの名曲“Penny Lane” で曲の舞台になったペニー・レイン。1967年発売当時シングルレコードはA面がヒット曲で、B面は穴埋めの駄作が多かったが、このビートルズのこのシングルレコードは両面A面の珍しいもの。もちろん、“Strawberry Fields Forever” と “Penny Lane” が背中合わせでプレスされた貴重なレコードだ。名曲“Penny Lane” はペニー・レインの街の風景が歌われている。
“Penny Lane” はポールの小さな通りにまつわる子供のころの思い出を曲にしたものだ。ペニー・レインはわずか800m程度の短い通りで、端から端までゆっくり歩いてみた。ポールが曲中で歌う床屋や街角の銀行は現在も存在して、ビートルズが存在しなければ何の変哲もない小さな通りだ。ビートルズゆかりの地や名所として人気が高い場所だ。
ペニーレイン沿いにある朝食を取ったコーヒーショップが店をたたんでいる。静かなコーヒーショップで、窓際の席で人の往来を眺め食事をしながらゆっくり時間を過ごしたのを今でもはっきり覚えている。隣のヘアーサロンも今はない。
ペニーレインには古い大きな教会がある。ポールが12歳~14歳まで聖歌隊として参加した教会だ。14歳の時にポールは母親を乳がんで亡くしている。この教会では1982年にポールの弟マイクが結婚式を挙げて、ポールと妻リンダが参列している。教会の中には2年間ポールが利用した祭壇近くの座席に記念プレートが記してあった。