楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

オアフ島西海岸

オアフ西海岸のカネアナ洞穴

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オアフ島の西海岸を走るファーリントン・ハイウェイ(片道一斜線)を終点のカエナポイントまで行く途中にカネアナ・ケイブという洞窟があります。海側には駐車スペースがあり、また海と山の絵になる風景と石碑を背景に記念写真が撮れるのでドライブ途中に車を止める人たちが少なくありません。

駐車スペースの向かいに洞窟があるので、記念写真を撮った後に「せっかくだから洞窟を見ていこう」という人たちが洞窟を訪れます。高さおよそ30m、奥行きおよそ137mのカネアナ洞窟は、15万年前に太平洋の荒波に洗われできたと言われています。

ハワイには昔からのさまざまな伝説があります。創造の神カネにちなんで名づけられたカネアナ洞窟にも、人類がこの洞窟から生まれたと言われる伝説があります。また父をサメに母を人間とするサメ男の伝説も存在します。洞窟はサメと火山の女神ペレの住処とも言われています。

昔の人たちが、自然に対してたえず畏敬の念を抱いていたのはとても自然なことです。日本でも森羅万象に神の存在を信じていました。古代日本の神の観念を表すよろずの神に通じるところがあります。

洞窟は観光客が訪れても安全なように管理されている場所ではありません。洞窟内は暗く、デコボコの岩の足元は注意をしなければいけません。奥は懐中電灯なしでは進めませんので、ほとんど人は光の届くところまで行って引返してきます。




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大自然の中のリゾートマンション(マカハバレータワー)


オアフ島の西部はまだ開発されていない地域がたくさんあります。地元ローカルの強い開発への反対がありますが、時代が変わり開発の手が徐々に西部にも伸び始めています。

そんなオアフ島の西部に50年近く前の1970年にリゾートマンションが建設されました。背後にワイアナエ山脈を背後にマカハの谷間にある586戸もあるマカハ・バレータワーの周りにはほとんど何もありません。見方によっては自然の中の異物に見えます。

大自然のど真ん中に孤立して建つ白いリゾートマンションが建設された50年近く前のことを考えると、ワイキキから遠く離れたマカハ・バレータワーは桃源郷のようです。今近くにあるのは2つのゴルフコースだけです。丘の上に建てられたマンションの部屋からは海も望めます。

20坪ほどの1ベッドルーム(駐車場付)が17万ドル(およそ1800万円)で売りに出ています。古い建物なので1ケ月の管理維持費が$766と高いのが気になります。近くに商業施設がないので、生活するには車が必要になります。

バケーションレンタルとして短期の貸し出しをしている部屋もあるようですが、ここを拠点に滞在型ののんびりした休暇を楽しむ人たちが利用しているようです。



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旅行会社がすべきでないこと(マーメイドケ-ブ)


「お金になることなら何でもする」  
中国や韓国じゃないんだから私たち日本人は謙虚に慎ましく常識を持って観光したいものです。

ワイキキのフリーパーパー(無料観光ガイド)を見て少し恐ろしくなりました。日本のモデルが表紙のカラー写真万歳のフリーペーパーは、日本の大手の旅行社が発行しているものです。「ハワイで過ごす最高の朝」と謳ってオプショナルツアーを紹介しています。

その中の一つで紹介されているのがオアフ島西海岸のオプショナルツアーです。
『観光地化していない、手つかずの大自然を残すオアフ島西海岸。穴場スポットを訪ねて、オアフ島の新たな一面を見つけてみては。なかでも必見なのは、洞窟のような空間に頭上の穴から降り注ぐ日差しが水面を青くキラキラ輝かせ、神秘的な景色を演出する「マーメイドケイブ」と・・・』

オアフ島の西側に位置するナナクリ・ビーチパークには、マーメイドケイブ(Mermaid Cave)と呼ばれるゴツゴツの岩が波で削られてできた洞窟が存在します。歩くのも大変なゴツゴツの岩場にはいくつかの穴が開いていて、その洞窟に入ってくる直射日光が神秘的な世界を創りだすのです。

先日久しぶりに寄ってみて驚いたのは、私たち2人しかいなかったマーメイドケイブにオプショナルツアー客が12人列をなしてやって来たのです。中には小学生の年少の家族連れがいます。午前9時過ぎにやって来ていた日本人ツアーは、大手旅行会社が紹介しているオプショナルツアーでした。

午前9時過ぎでは「神秘的な景色」は見られません。わずかな干潮時にしか洞窟に入っていけない場所に、満潮に近い時間帯では洞窟の空間はほとんどありません。洞窟に入ってくる波は荒く、時々穴場から砕けた波が上がってきます。とても危険な時間帯です。満潮のこの危険な時間帯にツアーを案内することに驚きました。

まだ陽が低い9時過ぎでは直射日光さえ入ってきません。そもそも昼のわずかな干潮時でも何十人もの人が低い天井の洞窟に入るには狭すぎます。海から洞窟に入ってくる波にさらわれて頭を洞窟の天井にぶつける危険性もあります。

12人もの団体ツアー客を午前9時過ぎに案内することは、この場所をよく知らない人がすることです。ツアー客には10歳に満たない子供もいます。危険極まりない怖いツアーです。このような10人以上の団体ツアーが2組、3組同時に訪れたらどうなるのでしょう?

マーメイドケイブ付近の海では何人もの人が亡くなっている危険な場所です。マーメイドケイブに行くまでいくつもの個人の慰霊碑を通り過ぎていきます。死者が葬られているような場所であることを忘れてはいけません、ネットで見られる神秘的な写真は、晴天の日にピンポイントのわずかな時間の干潮時に訪れた人が撮ったものです。

今までほとんど観光客が訪れなかった場所に、ツアー客が列をなしてやってくる時代になりました。たくさんの人が一度に訪れることのできない危険な場所をツアー会社が紹介すべきではないと思います。時間も限られているような危険な場所はツアー観光で行くような所でもありません。個人が自己責任で行く場所です。常識と良心あるツアー会社の運営を望みます。


*下の一枚目の写真が午前9時過ぎのもので、後は午後12時過ぎのマーメイドケイブです。   治安の悪い地域ですので、車上狙いにも気をつける必要があります。


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