楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

ファーストフライデー

淋しいファースト・フライデー



ここ1年、だんだんと淋しくなっていくダウンタウンで開催されている月一度の第一金曜日のファーストフライデー。


昨日は、大雨洪水注意報が出る悪天候で、ファースト・フライデー一番のイベントである州立美術館でのイベントが中止になってしまいました。州立美術館自体も明かりが燈らず固く門を閉ざし、いっそう淋しいイベントとなりました。


天気は4時ごろまで雷を伴う雨が降っていましたが、その後は雨も落ちてこなくファーストフライデーのギャラリー巡りは濡れることなく過ごすことができました。時々雨が降ってきた先月のことを考えれば、今月はまだましでした。


ハワイシアター正面の「 HAWAII 」 のネオンもなく、本当に淋しいイベントでした。先月以来すでに2軒のお店が閉店しています。昼の雨のせいもあり、1年前と比べると規模は4分の1くらいになっています。今晩は州立美術館のイベントがなかったので、第3金曜日のスローフライデーのような淋しさです。でも、ホテルストリートのクラブ周辺は若い人で溢れていました。


今月も、先月に続きブログで知り合ったご夫妻を案内させていただきました。私が行きつけのチャイナタウンのあるレストランで PUPU( おつまみ)とドリンク(ワイン・ソフトドリンク)を出してくれたので、まずそこで少しお話をしてギャラリー巡りです。

途中、美味しいチーズケーキのサンプリングがあったりしてお腹は空いませんでしたが、リクエストで美心点心(メイサム・ディムサム)で飲茶をいただいてきました。先月はギャラリー巡りと写真撮影に時間も忘れてしまい行けなかった飲茶です。


州立美術館のイベントが中止になり残念でしたが、心配した雨にも降られず、それなりに楽しんでいただけたようです。初めてお会いしたのにもかかわらず、あっという間の楽しい3時間半でした。お疲れさまでした。


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雨のファースト・フライデー



今週は、あの雷と雨の嵐の日いらい天候に恵まれていません。第一金曜のホノルルのファーストフライデーも、時々強い雨が落ちてくる雨のファースト・フライデーになりました。雨のせいで人もあまり出ていません。


今回は、私のリンクにもあるキレイな写真を撮られるブログ仲間のJi-Ji さんとsmile841さんを案内してのダウンタウン&チャイナタウンのギャラリー巡りのファースト・フライデーです。

雨のせいだけではありませんが、一時のファースト・フライデーの盛り上がりを考えると、ずいぶん淋しくなりました。この一年で閉店したギャラリーも2、3あり、今日は大きなギャラリーの一つも閉店していて、2年ほど前と比べると4割くらいの盛り上がりです。


州立美術館前の芝の前庭のコンサートは、雨のせいで芝の上に腰を下ろすことができません。こんな雨は久しぶりです。毎月のファースト・フライデーでも、これほど雨に降られた記憶がないくらいです。今月は「ハワイアン・ソウル」がテーマのコンサートです。フラとハワイアン・ソングが楽しめるファースト・フライデーでした。


2階のラナイでは大好きな曲「ホノルル・シティ・ライツ」がライブで聴けました。芝のステージからは聞き覚えのある歌声が聞こえてきます。私の好きなガイ・クルーズ( GUY CRUZ )です。ガイの兄はハワイでは誰でも知っているヒット曲アイランド・スタイル (Island Style )を持つJOHN CRUZ です。兄のように一曲ヒットすれば、兄を越えられると思うのですが・・・淋しいステージでの熱演のガイでした。


それでも、ハワイの雨らしく低い雨雲が通り過ぎると雨は落ちてこないので、次に移動です。ハワイシアター正面の「 HAWAII 」 のネオンが燈っています。イベントがある日だけに点灯されるので、ハワイシアターの写真を撮ってもらうには、とてもいい日でした。路上もしっとり雨に濡れていい画像が撮れたことでしょう。お2人のブログの写真が楽しみです。


美心点心(メイサム・ディムサム)の飲茶で締めるはずの夜でしたが、ギャラリー巡りに時間も忘れてしまいました。ホノルルの誰もいないチャイナタウンの異空間で腹を満たして、今月の雨のファースト・フライデーが終わりました。お粥がおいしかった。お疲れさま。


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ファースト・フライデーでジャズ



今晩は恒例のダウンタウン&チャイナタウンのファースト・フライデーがありました。少し前のにぎわいはありませんが、それなりににぎわっていました。

州立美術館の前庭と2階のラナイのコンサートは今月はジャズ。少しだけのぞいてみようと思ったのが、なかなか聞かせるもので1時間以上も長居をしてしまいました。もらったプログラムを見て、2階のラナイで演奏される最初のジャズバンド「 The Clear Sky Classical-Jazz Quartet 」に聴き入ってしまいました。

ギター、ウッドベース、ピアノ、フルート&サックスの4人バンドが、クラッシクのバッハ、チャイコフスキー、ビゼー、ラベル、ラフマニノフの馴染みの名曲をジャズ風にアレンジしたものを聴かせてくれました。暮れゆく中、ジャズ風のクラッシクはとても心地いいものでした。

ホテル・ストリートとヌアヌ通りにあった「Louis Pohl ギャラリー」が安い家賃のマークスガラージに移転して、ホテルストリートが少し淋しくなりました。そんな中、建設されてから6年ほどずっとカラッポだったヌアヌ通りの角ビルに先月インテリアのお店がオープンしました。

毎回のように一通りを流してファースト・フライデーを見てみましたが、ホテル・ストリートのいつも人が溢れるクラブも、時間が少し早いせいかいつもより人が出ていないようです。毎回、毎回違った催しがあって退屈しないファーストフライデーですが、今月は少し淋しいファースト・フライデーでした。


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今月のファースト・フライデー



先月は、州立美術館前の芝庭でのコンサートがなく、少し寂しかったファースト・フライデー。今月は、コンサートも前庭だけでなく、2階のラナイ・ステージもありました。チャイナタウンの春節の名残もあり、太鼓とドラの音に合わせて獅子が舞い、よく人が出ていました。


ギャラリーのアーティストの展示も、演奏するミュージシャンも毎月違い、ファースト・フライデーは毎月通っても飽きません。そして、毎月新たな出会いがあります。今月は、チャイナタウンで若い写真家に出会いました。


ギャラリーには、ダンボールで作られた様々な小物が展示されています。ポスターを照らす照明カバーもダンボール製です。ポスターの中を見ると、壁に展示されている小物が使用されています。先客の接待が終わり、声をかけてみました。アーティストは Cheyne Gallarde さんで、ハワイ生まれのまだ29歳のこれからが楽しみの写真家です。独学で学んだ彼の写真の感覚は天性の芸術性があります。彼の作品は、彼の大好きな1950年代風なレトロ調の写真が特徴です。


壁のポスターはすべて彼の作品で、ローカルアーティストのCDジャケット、商業ポスターになった作品です。彼の個性が写真に現れている、私も好感の持てる作品です。暖かみが感じられる写真です。彼は写真を撮るだけでなく、ファションセンスがすばらしくローカルの雑誌や新聞で紹介されています。彼の作品にはストーリがあるのは、ローカルのステージにも立つ役者でもあるからでしょう。基本は屋外での撮影で、彼のイメージした芸術感覚が作品によく表されています。これからのいっそうの活躍が楽しみです。


この日は、チャイナタウンで日頃よく顔を出すところがファースト・フライデーと春節にちなんで、pupu( 前菜、おつまみ)とワインを用意するからおいでと言われていたので寄ってみました。カラオケもあります。少しアルコールが回った人たちが歌っています。私も一曲ということで、オハコの石川さゆり「津軽海峡冬景色」と思いましたが、演歌はあるはずもありません。ポールアンカ、フランクシナトラ、アンマレー、ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、ジョンデンバーが歌われます。すべて馴染みのある歌で、思わず一緒に口ずさんでしまいました。


赤いTシャツのおじさんは、ビートルズ専門で喉を聞かせてくれます。私も、ワインのアルコール乗じてビートルズの「イエスタデー」を気持ちよく歌わせてもらいました。久しぶりのカラオケで、楽しいファースト・フライデーの夜が過ごせました。ブラウニーのカップケーキが美味しかった。先週の春節に続き、昨日の金曜の夜は深夜まで多くの人が楽しい時間を過ごしているようでした。


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本当にスロー・フライデー



今日のトップ画像は、ついさっき撮った写真です。昨日のトップ画像とほぼ同じアングルです。陽が落ちてハワイシアターのネオンが燈り、ギャラリー前でトランペットを吹く2人のミュージシャンがいます。


ハワイシアターの角では、ヨーロッパ演奏旅行に出かける前の、バイオリンとチェロの「鈴木メソッド」で音楽を習っている生徒さんたちが演奏しています。クラッシクの音色が古いハワイシアターにマッチしています。


ダウンタウンのハワイシアター脇のワンブロックを通行止めにして行われている、月一回の第三金曜のスロー・フライデー。最近、その名前のように流行らない(スロー)金曜のイベントになりつつあります。

参加するギャラリーも一つ欠け、二つ欠けて、人も集まらなくなってきました。気にかけていたMAMoギャラリーがついにクローズのようです。お店にリースの看板が出ています。フラの写真家キム・テーラーが昨年1月にクローズした後のギャラリーでしたが、わずか1年でクローズとは淋しい限りです。


スロー・フライデーは、ファースト・フライデーと比べるとずい分見劣りしますが、私はこのスローさが好きです。路上に用意されたテーブルで、ワイングラス片手にドュ・ヴィンの料理を食べながら人と語らうのはステキなことです。

空を見あげると、暮れたばかりの深い藍色の澄んだ空がきれいでした。来週末は、この界隈は昨日紹介した春節前のイベントでたくさんの人が集まることでしょう。


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今年初めてのファースト・フライデー



今年初めてのファースト・フライデーはいつもになく淋しいものでした。今日グラミー賞ノミネーターによるコンサートがあったため、ファースト・フライデーには州立美術館の前庭でのコンサートがありませんでした。


先月クローズしたペギー・チャンのギャラリーだけでなく、MAMoギャラリーもこの1ヶ月空で公開されることなく灯を消していました。そして、いつもはどこかでライブがあるのですが、今回は全くライブがありませんでした。参加者がいつもになく少なく、活気がありませんでした。

そう言えば、例年1月はこんなものかも知れません。今月末は、チャイナタウンの春節のお祭り騒ぎになり、そのエネルギーを貯えているのかもしれません。フットボールのプロボウルとも重なる週末になります。来月のファースト・フライデーが盛り上がることを期待します。


ここ数ヶ月ファースト・フライデーの夜、ギャラリーの一角に今話題のランチワゴン(屋台トラック)が止まっています。「ワイルド・ビーン・エスプレッソ」という女性が下着姿でコーヒーやスムージィなどの飲み物を出してくれるお店です。おじさんは、目のやり場に困ります。イベントで最近見かけるようになりました。普段は、ディリンガハムの刑務所近くでオープンしています。


シアトルの「カウガール・エスプレッソ・スタンド」が始めたビジネスで、あっという間にアメリカ全土に類似ランチワゴンが誕生しました。そのハワイ版が去年の夏、このシマウマ柄のランチワゴン車で始めました。第二店舗をカカアコにオープンする予定があるようです。今は話題にはなっていますが、果たしてビジネスとして継続できるでしょうか?


月末にはチャイナタウンの春節を祝う一大イベントがあります。街にはそのポスターを見かけるようになりました。チャイナタウンのパレードにライオンダンスと爆竹が今から楽しみです。ハワイは本当に毎週のようにイベントがあり、1年を通してお祭りのようです。ブログネタに困りません。困ることは、ブログネタが多すぎることでしょうか?


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先週オープンしたお店






バー35に入店する長い列

古い街並みにぴったりのクラシックカー


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最後のファースト・フライデー



毎月ダウンタウンで開催されるファースト・フライデー。ギャラリー巡りが中心のファースト・フライデーでも、毎回催し物が違って毎月通っても飽きません。


ホテル・ストリートにあった絵画ギャラリーが9月に店をたたみ、また一つギャラリーが閉店しました。以前は韓国の親子が経営していた中古雑貨店だったこのヌアヌ通りのテナントにオープンしたのが6年ほど前。ブログで紹介しよう、紹介しようと思いながら最後になってしまいました。

ヌアヌ通りにある「ペギー・チャン・ギャラリー」が今日10日を最後に店を閉めました。今朝は早朝からローカルのテレビがカメラを回していました。同じビルにあるフラの写真で有名な「キム・テイラー・ギャラリー」が1月に閉じて、今度はペギー・チャンとは残念でなりません。


ペギー・チャンはちょうど2年前に亡くなって、その後も親族がギャラリーを支えてきましたが、主人のいないギャラリーでは経営も容易ではなかったでしょう。


ペギー・チャンはオクラホマ出身で、1969年よりハワイの住人になり、彼女の得意な水彩画だけでなく、さまざまなタイプの絵画が世界の人を楽しませてきました。お向かいのギャラリー「ペギー・ホッパー」と同様ハワイを代表するアーティストの一人です。


我が家にもペギー・チャンの得意とする動物の絵画があります。彼女の飼っていた猫の「ブー」を描いた水彩画です。女性の足元で飼い主を見上げる「ブー」のやさしい表情はなんとも言えません。


ペギー・チャンは、ハワイの風景や、建物、動物などを描いています。ワイキキのモアナ・サイフライデダー・ホテルの水彩画を見た人もいるでしょう。2002年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に冒されます。彼女のおばあさん、お母さん、そして双子の姉妹の命を奪った難病です。現在も治療法は見つかっていません。


彼女は、たとえ筋肉の力が衰えても、絵を描く情熱は衰えません。自力で呼吸するのも困難になりながら2003年、呼吸器をつけキャンバスに向います。2004年右手の筋力が衰えると、左で絵を描きます。左手が衰えると、筆を口にくわえて絵を描きます。アゴの力が衰えると、目の動きを感知するコンピューターでデジタル画を描きます。それぞれの絵のサインにはLH(左手)、T(歯)と表記がある作品があります。


ちょうど2年前の2008年の11月、ペギー・チャンは家族に看取られ静かに息を引き取ります。その彼女のギャラリーが、今日ついに店を閉じました。きっと彼女の作品は他のギャラリーで、これからも見られるでしょう。でも、彼女の名前のギャラリーがなくなるのはとても残念なことです。


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未来のへザーブラウン



今晩は第3金曜でスロー・フライデー。だんだん参加する人が少なくなっているような気がします。でも驚いたことに、一台の大型観光バスが日本の観光客を乗せてやってきていました。夜に観光バスで乗り付けるのは初めて見ました。スロー・フライデーのためでしょうか?11月のファースト・フライデーには、ダウンタウンのMAMo ギャラリーに友人の娘さんの絵画がありました。


マリッサはやっと高校生になったばかりの16歳。でも、小さな頃から知っているので、ずい分大きくなりました。彼女は幼い頃から絵を描くことが好きでした。将来本土の大学で本格的に絵について勉強するため、今はハワイのジョー・ドウソン先生について勉強中です。その後は、日本でもイラストを勉強したいと夢は広がります。


このギャラリーは、去年まで写真家キム・テイラーのギャラリーがあった場所です。今月いっぱいは、ジョー・ドウソン先生と20人ほどの生徒さんの作品が展示されています。ギャラリーが一般に公開される前に、ギャラリーに招待されて行ってきました。先生の影響でしょうか、以前に見せてもらったものと画風が変わっていました。今は、基本を勉強する時です。色々な経験をした方がいいでしょう。


マリッサの絵に対する情熱は本物です。マリッサに「ヘザー・ブラウンのような日本でも人気の画家になるんだよ」と言うと、「ヘザー???」 そんなものです。日本で人気のヘザー・ブラウンですが、ローカルの一般人はヘザーを知りません。MAMo ギャラリーを抜け出し、近くのヘザーの絵があるギャラリーにマリッサを連れて行きました。6800ドルの値段が付いているヘザーの絵の前で、マリッサは目を輝かせて見ています。初めてヘザーの絵画を見たようです。マリッサはまだまだ勉強しなければならないことがたくさんあります。


私がホヌ(海亀)のストリーを書き、マリッサがその挿絵を描く絵本がいつかできたらいいなぁと話をしながらギャラリーに戻りました。マリッサがヘザーブラウンのように大きくブレイクする前に、完成させなければなりません。さて、夢は実現するでしょうか。


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第3金曜はスロー・フライデー



毎月第一金曜日の夜は、ダウンタウンはファースト・フライデーでにぎわいます。そして、今年から新たな試みのスロー・アート・フライデーが開催されています。


スロー・アート・フライデーは先日のファースト・フライデー同様、夕暮れの空という大きなキャンバスにレインボーを描くことから始まります。自然のアートの演出です。ハワイ・シアターとマークス・ガラージの間のワンブロックが閉鎖されます。中央に特設の長いテーブルが用意され、出張レストランの簡単な食事を、ワインを飲みながらいただけます。

もちろんライブの音楽が雰囲気作りをしてくれます。この日は、ギター、ウッドベース、ヴァイオリンのスムージィ・ジャズが流れています。そして、出し物の目玉は、エアー・ダウンです。艶かしく女性が宙で舞います。


ハワイ・シアターの前にもあるレストラン「ドゥ・ヴィン」のテントでは2種類のメニューが出ていました。その一つトマトの中にチーズ、ほうれん草、タマゴ、ハーブが詰めてある料理はフランス・パンが付き5ドルとお得で、あっという間になくなっていました。ここで食事ができなくても、この近くには、ワイキキとは全く違う雰囲気のあるレストランがインディゴ、エピック、ドゥ・ヴィンを始め何軒かあります。そこで食事をしてギャラリー巡りもできます。


11歳のボージェーティ君も熱心にお姉さんのエアーダンスを見ていました。スロー・フライデーの規模は、私が引っ越してきた当時のファースト・フライデーを思わせる小さなものです。今月は参加しているギャラリーが5軒ほどで寂しいものでした。ホットドッグのジョンロイのギャラリーも営業していませんでした。さて、スロー・フライデーはファースト・フライデーのように定着してくれるでしょうか?


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7月のファースト・フライデー



私がダウンタウンに引っ越してきた当時は、ヌアヌ通りの3ブロックを通行止めにしたブロック・パーティだったのが、2003年より毎月第一金曜を「ファースト・フライデー」と称してヌアヌ通りを中心に点在するギャラリー巡りのアートの祭典になっています。

50にもなるギャラリーとレストランが、いつもは閑散としたダウンタウンをニューヨークのソーホー(芸術街)に変えてくれます。訪れる人はオシャレをして、アート巡りを楽しみます。イオラニ宮殿西の州立美術館でも、遅くまでハワイのアーティストの作品を鑑賞できます。美術館の前庭では、それぞれのテーマのアーティストが演奏を聞かせてくれたりします。今月は、ハワイ島の音楽でした。

ギャラリーやストリートでは、バンドによる演奏があったり、ギャラリーで提供されるワインを片手におしゃべりに興じる人たちで溢れています。ハワイにいることを忘れ、まさにニューヨークのソーホーにいるかのような雰囲気を楽しむことができます。ホテルストリートのクラブは日が変わっても賑わいを止めません。


ギャラリーでは、地元のアーティストの作品が見られるだけでなく、直接本人に会って話ができたりします。アートに興味のない人も、ハワイの一面を知るいい機会になります。ファースト・フライデーは毎回出し物が違い、新たな出会いに飽きません。


普段は一般公開されていないチャイナタウンのビルの谷間に広がる空間も、臨時のギャラリーに変身します。そこで出会った写真家の作品に足が止まりました。写真家 Kenji Croman氏の作品です。ハワイの波が印象的です。ハワイの波を捉えた写真の苦労話を聞きました。作品の中には、松本城の桜もあります。母を日本人に持つ彼の作品には、作品にも日本人の繊細さと暖かみが感じられます。


州立美術館の芝に腰を下ろしてハワイアンを聴いていると、夕暮れの空のキャンバスに大きな虹が描かれました。この上ない自然の神さまからの憎いプレゼントです。年々ファースト・フライデーは関心度を高め、多くの人々を魅了しています。せっかくこの時期にハワイを訪れたのならば、ここでしか味わうことのできないもう一つのハワイを体験してみませんか。


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プロフィール

tigger

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。
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