楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

ワヒアワ

ワヒアワのレストラン「ドッツ」が閉店!

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は134人、オアフ島で104人、ハワイ島で13人、マウイ島で14人、カウアイ島1人が確認されている。これまでの感染者数の合計は20,351人となった。新たな死亡者はなく、死亡者合計は282人のまま。
連日の100人超えはオアフ島の刑務所の集団感染のため。今日も55人の感染者が判明。
オアフ島:17,158、ハワイ島:1,816、マウイ島:785、カウアイ島:138、ラナイ島:106、モロカイ島:22

ずっと気になってきたことがある。ローカルのテレビと新聞のニュースにもなっていない。ノースショアに行く途中、ワヒアワの交差点で信号待ちをしていると、いつも見えるレストランの看板が夏過ぎからなくなっている。レストランの建物の入り口まで行ってみると、入口はプライウッドで覆われている。その板には何の告知もない。

オアフ島の中心にあるワヒアワで80年の長い間、営業してきたレストラン「ドッツ」が閉店している。日本のよき昭和の時代に迷い込んだ雰囲気いっぱいのレストランだった。ウェイトレスは20年以上もこのレストランで働く80歳に手の届くお姉さんだ。レストランの客は皆顔見知り。

お店は何の飾り気もなく、シンプルなテーブルとイスが置いてある社員食堂のようで、外にある看板がなければ何の建物なのかもわからない。レストランの空間は80年の時間が止まったような空間だ。日本の昭和時代に戻った懐かしさを覚えるような空間だった。

熱せられた鉄板にジュージューと音を立ててやってくるハンバーグステーキが、レストラン名物だった。ここは地元の社交場の空間でもあった。時代は激しく変わり、ワヒアワにもファーストフードのチェーン店が多くなった。長く日系人に支えられてきた古いスタイルの空間がハワイからだんだんとなくなっているのが寂しい。コロナは人の命だけでなく、次々とお気に入りの空間を私たちから奪っている。

*レインボーカウント: 午後5時に目撃 2020年 79日

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ワヒアワのドッツ(Dots)も閉店?

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オアフ島の真ん中あたりに位置する町ワヒアワ。ワヒアワはハワイ語で「騒音の場所」という意味で、かつて遠く離れたノースの波の音などがここまで聞こえたと言われていました。

19世紀後半にアメリカ本土カリフォルニアから13人の農業主がこのワヒアワにやってきました。町の中心を南北に走るメイン・ストリートは、カリフォルニア・アヴェニューと名付けられました。

この辺りの赤土がパイナップルの栽培に適し、パイナップル畑が誕生します。20世紀にパイナップル産業が盛んになると、「パイナップルの町」と呼ばれる時代もあった日系人の移民の多い町です。

人口1万6千人の小さな町のほぼ中心にあるローカルに人気の日本食を出してくれるレストラン「ドッツ・レストラン」(Dot’s Restaurant)があります。70年以上も続いているローカルの日系人に人気のレストランです。

オーナーの妹ドロシーさんの名前をとってドッツが誕生しました。レストランの営業が始まる1930年代には、スケートリンクとして営業していたそうですが、1940年代に本格的なレストランとして生まれ変わりました。今は レストランではカラオケ大会などが別室のラウンジで開催されたりする町の社交場のような存在になっています。

お店は何の飾り気もなく、シンプルなテーブルとイスが置いてある社員食堂のようです。外にある看板がなければ何の建物なのかもわかりません。レストランの空間は時間が止まったような空間です。壁に飾られた絵など日本の昭和時代に戻った懐かしささえ覚えるような空間です。

長く日系人に支えられてきた古いスタイルの空間がハワイからだんだんとなくなっているのが寂しいです。このワヒアワの町もこの10年でずいぶん変りました。ドッツはとても貴重な空間です。いつまでも存在してほしいワヒアワのレストランです。

今年になって「ドッツ(Dot’s)」の主要レストラン部門が週末の金曜、土曜日、日曜日だけの3日間だけの限定営業になっています。週3日間だけのレストランの営業(ドリンク・ラウンジは午後4時から営業)の縮小は、時代の流れなのでしょうか。レストランを支持してきた人々が高齢化し、レストランも時代に変化しなければならない時がやってきたのでしょう。寂しいことですが、閉店の日が近いのかもしれません。

ワヒアワのパイで有名なサニーサイドは、賃貸リースが切れてからオーナーと運営者の間にゴタゴタと問題が発生して2018・03.31以来営業を開始していません。オーナーは現在の場所で営業再開、運営者は名前を変えたレストランを別にオープンする予定。



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ハワイの桜

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オアフ島のヘソ、オアフ島の真ん中に位置する町ワヒアワ。 この辺りの赤土がパイナップルの栽培に適し、パイナップル畑が誕生します。20世紀にパイナップル産業が盛んになると、「パイナップルの町」と呼ばれるようになりました。


パイナップル産業が盛んな頃は、日本からの移民の多い町でした。人口1万7千人の小さな町の中心を走る目抜き通りカリフォルニア・アベニュー沿いには、多くの日系人が住んでいた証(あかし)が今も残っています。


沖縄から持ち込まれた日本を象徴する「さくら」の木がワヒアワには100本(推定)あると言われています。ワイキキでは桜は育ちません。標高287mのワヒアワは冬は気温が低くなり、「桜」が育つ環境があります。ワイキキからパイナップルのドールプランテーションに行くと、空気がひんやりするのを感じた人もいるでしょう。

日本ではソメイヨシノが一般的ですが、ハワイのサクラは温暖な台湾、沖縄や奄美で見られる寒緋(かんひ)サクラです。親鸞聖人像があるワヒアワ本願寺にある10本ほどのサクラが咲き始めています。カリフォルニア・アベニュー沿いには16本あまりのサクラ並木もあります。

ハワイのサクラは、日本のソメイヨシノの一斉に咲くの豪華さはありません。慎ましく少しずつピンクの花を咲かせるハワイのサクラには、日本移民の遠く離れた本国を想う気持ちが秘められています。

これからハワイでは2月までサクラの花見が楽しめます。サクラの木の下でお酒を飲む宴会花見はハワイにはありませんが、日本からやって来たサクラに古人の想いを馳せます。ハワイでは12月から桜が咲き始めています。これからが桜見の季節です。

日本からご覧のみなさま、よいお年をお迎えくださいませ。


*写真は12月23日午前のもの

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ワヒアワで「さ~くら♪」

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ハワイのサクラのシーズンが終わりに近づいて来ました。ワイキキ周辺ではサクラは開花しませんが、温度が少し低いオアフ島の高地ワヒアワではサクラが見られます。12月から見られたサクラももう間もなく葉桜に変ろうとしています。

沖縄から持ち込まれた日本を象徴する「さくら」の木がワヒアワには何本もあります。ワイキキでは桜は育ちません。標高287mのワヒアワは冬は比較的涼しくなり、「さくら」が育つ環境があります。ワイキキからノースショアに行く途中ドールプランテーションに行くと、空気がひんやりするのを感じるでしょう。

日本ではサクラと言えばソメイヨシノが一般的ですが、ハワイのサクラは温暖な台湾、沖縄や奄美で見られる寒緋(かんひ)サクラです。親鸞聖人像があるワヒアワ本願寺にある10本ほどのサクラを始め、カリフォルニア・アベニュー沿いを中心に200本近いサクラの木があります。

ハワイのサクラは、日本のソメイヨシノののように一斉に咲く豪華さはありません。慎ましく少しずつピンクの花を咲かせるハワイの桜には、日本移民の遠く離れた本国を想う気持ちが秘められています。

ワヒアワに行くと最近のランチは日本の昭和時代を感じられる「ドッツ」でいつもいただいています。人口1万6千人の小さな町のほぼ中心にあるローカルに人気の日本食を出してくれるレストランで、70年以上も続いているローカルの日系人に人気のレストランです。

オーダーして待っていると、レストランの奥の席から日本語の歌が聞こえてきました。さくら ♪  さくら ♪ 野山も里も ♪ ・・・ 20人ほどのシニアーグループの方々が日本語で「さくら」を合唱されていたのでした。この日は定期的な日系人のランチの集まりのようです。

ハワイの日系人の中には、日本語が話せなくても伝統的な日本古謡を口づさめる人がいます。ハワイの日系人に長く歌い継がれてきたのでしょう。ちょうどワヒアワのサクラを見納めしてきたところで、こんなところで故郷を想う「さくら」が聞けるとは思っても見ませんでした。胸が熱くなりました。

この数年ハワイの長い歴史を持つレストランが相次いで閉店しています。ハワイの開発は、近い将来にはこんな小さな町にもやって来るに違いありません。すでにワヒアワの目抜き通りは面白みの無いファーストフードの店舗が相次いでオープンしています。素朴で質素な「ドッツ」に通えるのも長くないかもしれません。


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ワヒアワでランチ(ドッツ)


オアフ島の真ん中あたりに位置する町ワヒアワ。ワヒアワはハワイ語で「騒音の場所」という意味で、かつて遠く離れたノースの波の音などがここまで聞こえたと言われていました。

19世紀後半にアメリカ本土カリフォルニアから13人の農業主がこのワヒアワにやってきました。町の中心を南北に走るメイン・ストリートは、カリフォルニア・アヴェニューと名付けられました。この辺りの赤土がパイナップルの栽培に適し、パイナップル畑が誕生します。20世紀にパイナップル産業が盛んになると、「パイナップルの町」と呼ばれる時代もあった日系人の移民の多い町です。

人口1万6千人の小さな町のほぼ中心にあるローカルに人気の日本食を出してくれるレストラン「ドッツ・レストラン」(Dot’s Restaurant)があります。70年以上も続いているローカルの日系人に人気のレストランです。オーナーの妹ドロシーさんの名前をとってドッツとなっているそうです。、レストランの営業が始まる1930年代には、スケートリンクとして営業していたそうですが、1940年代にレストランとして生まれ変わりました。

お店は何の飾り気もなく、シンプルなテーブルとイスが置いてある社員食堂のようです。外にある看板がなければ何の建物なのかもわかりません。レストランの空間は70年の時間が止まったような空間です。日本の昭和時代に戻った懐かしささえ覚えるような空間です。

ワヒアワの桜見の後に半年ぶりにお店を訪れてみました。年配のお姉さんがメニューを持ってきました。このレストランのウェイトレスの平均年齢は、パールシティのアンナミラーよりもかなり上です。私たちのテーブル担当の日系人のユキコさんもかなり年配のお姉さんです。

初めて訪れる人にはレストラン名物のシズリング・ハンバーグステーキ(Sizzling)をお勧めします。名前の通り、暑く熱せられた鉄板にジュージューと音を立ててやってくるハンバーグステーキです。このレストランはローカルに人気があるだけにボリュームが重視されています。私は軽くサーモンとエビの天ぶら定食(味噌汁付)をいただきました。

レストランはカラオケ大会などが別の部屋で開催されたりする町の社交場のような存在になっています。長く日系人に支えられてきた古いスタイルの空間がハワイからだんだんとなくなっているのが寂しいです。ドッツはとても貴重な空間です。いつまでも存在してほしいワヒアワのレストランです。



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ついに駐車禁止?クカニロコ

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『みなさんは、妊娠を希望している人がお詣りする、「子宝パワースポット」があるのをご存知ですか?私自身も、あるパワースポットを訪れた月に妊娠が発覚しました。想像以上の効果があるのかもしれませんね。おすすめのパワースポットをご紹介します!

おすすめの子宝パワースポットは、ハワイのオアフ島にある、クカニロコ・パースストーンと呼ばれる場所です。ハワイ・オアフ島にある、「クカニロコ・バースストーン」は子宝パワースポットで有名です。最近では、子宝祈願や安産祈願の人たちに人気です。

持ってきたレイ(お花の首飾り)をお供えします。石の上に優しくおいて、目をつぶり、赤ちゃんが来てくれるように願って下さい。目を閉じた時に、流れる風を感じてみて下さいね。本当に気持ちの良い風が流れています。辺りに自生しているユーカリの爽やかな香りで心も穏やかになりますよ。18個全ての岩がパワーストーンで、その岩に触ると温かく感じるものがあるそうです。一番温かく感じた1つがあなたにとってのパワーストーンだとか。

お供えのレイは、出来たら生花が雰囲気が出ますが、造花のレイでも全く問題ありません!バースストーンの近くでレイはゲットで来ませんので、事前に購入してから行きましょう。ダウンタウンのABCストアにも売っています。』  あるサイトより抜粋

ネットの世界にはこのようなクカニロコの間違った情報が溢れているのには驚きます。これを読んだ芸能人がブログで、またはフェイスブックで紹介する。すると一般人がこぞって訪れる。人気に乗じて旅行社がツアーを組む。旅行ガイドブックも間違った情報を紹介する。よくあることです。

このような情報を読んだ人たちが今訪れているのが、オアフ島のワヒアワにある古代ハワイアンの神聖な場所と言われる「クカニロコ(バースストーン)」です。最近になって日本からの旅行者をよく見かける場所になりました。興味ない人にとっては、空き地に岩がころがっているだけの殺風景な場所と映るでしょう。

古代ハワイアンのヘイアウ(神殿)が、ヒーリング・パワースポットとして日本人の観光巡りの一つになっています。人気とともに興味のないような人も訪れるようになりました。ローカルの中にはこの人気に眉をしかめる人もいます。神聖な場所を訪れるという意識が必要とされる場所です。初めてのハワイ旅行で何の知識もない人が訪れる場所とは思えません。

ツアーに組み込むことに地元から反対があり、そう簡単には足を踏み入れられなかった場所でした。クカニロコは大型観光バスで訪れるのにふさわしくありません。多くの人が訪れるような場所ではないので、専用の駐車場はありません。入口に2、3台の乗用車が駐車できるようなスペースしかありませんでした。

先日そのクカニロコの入り口が閉鎖され、常時駐車禁止のサインが表示されていました。もう何年もこの前を通りかかっていますが、こんな光景は初めてです。ハワイの聖地が旅行者によって荒らされるのを防ぐ防衛策でしょうか。最近は駐車する車が何台も入り口に集まり、また普段見るはずのないない狭い路肩に大型観光バスが停まっていることもありました。

クカニロコは団体客が訪れる場所ではありません。また子宝祈願や安産祈願で訪れる場所でもありません。日本からのカップルが自分に合ったパワーストーンを探すため全ての岩に触れまわっている現実を考えるとゾッとします。

訪れる人が多くなると、マナーの悪い人たちも訪れることになります。中国観光客のマナーが世界で問題になっていますが、私たち日本人も彼らと同じだと言われないように気をつけなければなりません。ハワイの歴史を理解して常識を持って静かに訪れる神聖な場所なのです。ハワイの伝統的な聖地を訪れるという厳粛な気持ちを持って訪れたいものです。



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ある時代の終わり「ホンダ豆腐店」

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ハワイでローカルの豆腐屋さんと言えば誰もが「アロハ豆腐」を挙げますが、1950年代創業の「アロハ豆腐」よりもっと古い老舗の豆腐屋さんがオアフ島のヘソにあるワヒアワにありました。

家族経営で3代続いたワヒアワの「ホンダ豆腐」が1か月前に98年の幕を閉じました。マンゴ通りには知人の美容院があり、その並びにある「ホンダ豆腐」を何度かのぞいたことがあります。入口がどこにあるのかわからないような地味な豆腐屋さんで、小さな看板がなければ豆腐屋さんだとわかりません。

お店の2階に住む93歳のおばあちゃんが元気にお店を訪れるお客さんの対応をしていました。ワヒアワのローカル住民に愛されているのがお客さんとの会話から垣間見ることができます。

63歳になるデニス・ホンダさんのお祖父さんであるエイゾーさんが1917年に創業した「ホンダ豆腐」は、息子ハルオさんに受け継がれました。デニスさんのお父さんハルオさんは、早朝から豆腐を作り、自ら黄色いジープに乗って豆腐を売って歩きました。

パイナップル村と言われるワヒアワには、パイナップル畑で働く日系人移民が多い所でした。時代が変わり、多くのお客さんも高齢になり豆腐の需要も右肩下がりです。本土の大資本の安い豆腐(ハウス食品製)などが、ホンダ豆腐の売り上げには影響しています。新鮮な美味し豆腐に慣れた近辺の顧客だけが頼りの商売でした。

1日800丁ちょっとしか作れない手作りの零細「ホンダ豆腐」には、区切りの2017年まで続けて創業100年を迎える目標がありました。豆腐作りに必要な51年使用してきたボイラーが市の検査に通らなくなりました。新たなボイラーを購入するだけの余裕がありません。

デニスさんは早朝3時から豆腐作りを始め、奥さんのダルシーさんとお兄さんが豆腐の配達をして仕事を終えるのが夕方というのが日課でした。93歳のデニスさんのお母さんが店番、まさにファミリービジネス(家内工業)でした。

ホノルル市長は9月21日を「ホンダ豆腐の日」と制定し、ワヒアワ市は賞状を授与して「ホンダ豆腐」の労をねぎらっています。時代の移り変わりとはいえ、こうした日本人移民が興した日本の豆腐屋さんがなくなるのは本当に寂しいことです。ホンダさん、長い間お疲れさまでした。



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ドールのパイナップルが変った

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変化は世の常。毎日の生活の追われているとその変化が見えなくなることがあります。ワイキキの変化には、少し足を運ばないとびっくりさせられます。

12月からワヒアワにあるパイナップルのドールで提供されているアイスクリームの容器が変わりました。以前のどこにでもありそうな白い皿型の容器からドールのロゴの入ったオリジナルの深い容器になりました。これも気にしていないと、変わったことさえも知らずに通り過ぎてしまいそうです。

道の駅ドール・プランテーションでトイレ休憩して、このパイナップルのアイスクリームを食べるのが楽しみという人もいるでしょう。今日の写真の3つの容器のパイナップルの量が一定でありません。これは盛り付けしてくれる人によって変わるようです。(フィリピン系の英語のよくわからないおばちゃんは少ない)

「お姉さん、もう少しパイナップル多くしてくれませんか?」と頼めばいっぱいにしてくれるはずです。5.95ドルと決して安くはないものなので、そんなにケチケチしてほしくないものです。

ノースショアに続くワヒアワの街を通り抜けるカメハメハハイウェイ沿いは、この2、3年大きく変わっています。新たなお店のオープンが続いています。汚な美味しいお店で有名になったアイエアの「フォーティ・ナイナー(Forty Niner)」がワヒアワに2号店を昨年オープンさせています。名物マカデミアナッツソース・パンケーキ&フレンチトーストがワヒアワでも食べられるようになりました。

ここはあのローストチッキンの「マウイ・マウクス」のほぼ向かいに位置するので、これから日本からのお客さんも徐々に訪れることになるでしょう。ノースショアへの道にもよく見ると変化があるものです。


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ワヒアワで朝食を

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オアフ島の真ん中あたりに位置する町ワヒアワ。ワヒアワはハワイ語で「騒音の場所」という意味で、かつて遠く離れたノースの波の音などがここまで聞こえたと言われていました。

19世紀後半にアメリカ本土カリフォルニアから13人の農業主がこのワヒアワにやってきました。町の中心を南北に走るメイン・ストリートは、カリフォルニア・アヴェニューと名付けられました。この辺りの赤土がパイナップルの栽培に適し、パイナップル畑が誕生します。20世紀にパイナップル産業が盛んになると、「パイナップルの町」と呼ばれる時代もあった日系人の移民の多い町です。

人口1万6千人の小さな町のほぼ中心にあるローカルに人気の日本食を出してくれるレストラン「ドッツ・レストラン」(Dot’s Restaurant)があります。70年近くずっと続いているレストランです。オーナーの妹ドロシーさんの名前をとってドッツとなっているそうです。、レストランの営業が始まる1930年代には、スケートリンクとして営業していたそうですが、1940年代にレストランとして生まれ変わりました。

お店は何の飾り気もなく、テーブルとイスが置いてある社員食堂のようです。1月2日の朝、久しぶりにお店を訪れてみました。愛想のない80歳近いおばさんがメニューを持ってきました。朝食のメニューから「焼き鮭朝食」($9.25)を食べてみました。

オーダーすると、すぐにご飯、味噌汁が運ばれてきました。日本の定食屋さんのようです。焼き魚に大根おろしを添えて食べるのは、日本人ならごく当たり前の食習慣ですが、ハワイで鮭に大根おろしが付いてくるとは思ってもいませんでした。ローカルに人気があるだけに量が重視されたポーションになっています。

レストランでは カラオケ大会などが開催されたりする町の社交場のような存在になっています。レストランの空間は時間が止まったようです。日本の昭和時代に戻った錯覚をするのは私だけでないでしょう。富士山に5重の塔の墨絵を見ながら日本を味わうこともすぐにできなくなる時が訪れるのでしょう。いつまでも存在してほしいワヒアワのレストランです。


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ハワイの桜が開花

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日本では強い気圧配置が続き、日本海側を中心に雪になっているようです。京都の半世紀ぶりの記録的な雪に、古都の雪景色がハワイにも届いています。ハワイでは桜が咲き始めました。

オアフ島のヘソ、島の真ん中に位置する町ワヒアワ。 この辺りの赤土がパイナップルの栽培に適し、パイナップル畑が誕生します。20世紀にパイナップル産業が盛んになると、「パイナップルの町」と呼ばれるようになりました。


パイナップル産業が盛んな頃は、日本からの移民の多い町でした。人口1万7千人の小さな町の中心を走る目抜き通りカリフォルニア・アベニュー沿いには、多くの日系人が住んでいた証(あかし)が今も残っています。


沖縄から持ち込まれた日本を象徴する「さくら」の木がワヒアワには何本もあります。ワイキキでは桜は育ちません。標高287mのワヒアワは冬は比較的涼しくなり、「さくら」が育つ環境があります。ワイキキからパイナップルのドールプランテーションに行くと、空気がひんやりするのを感じます。

日本ではソメイヨシノが一般的ですが、ハワイのサクラは温暖な台湾、沖縄や奄美で見られる寒緋(かんひ)サクラです。親鸞聖人像があるワヒアワ本願寺にある10本ほどのサクラが咲き始めました(本日午前9時の写真)。今年は気温が低いので昨年よりも1週間以上遅れての開花です。

ハワイのサクラは、日本のソメイヨシノの一斉に咲くの豪華さはありません。慎ましく少しずつピンクの花を咲かせるハワイの桜には、日本移民の遠く離れた本国を想う気持ちが秘められています。

これからハワイではサクラの花見が楽しめます。サクラの木の下でお酒を飲む宴会花見はハワイにはありませんが、ハワイで花見をするのも趣深いものです。ハワイではこれからが桜見の季節です。


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