８月１７日に始まった第75回リトルリーグ・ワールドシリーズ（世界選手権）が間もなく決勝戦を迎え世界一が決まる。一昨年はコロナで中止、そして昨年もコロナでアメリカ国内のチームだけの大会になった。今年は3年ぶりに世界から各国の代表がリトルリーグの世界一を競いペンシルベニア州ウィリアムズポート集まった。
日本代表の兵庫県の宝塚リトルは初戦にカナダに敗れ、敗者復活戦でもニカラグアに負けてしまった。選手村入りしてから5人の選手と監督がコロナ陽性で、万全の状態で戦えなかったのが残念だった。
今年の世界からの参加チームでも群を抜いて強いのがハワイのホノルルリトルだ。今日のアメリカ準決勝はテネシー州リトルを圧勝して、土曜日のアメリカ決勝戦を進めた。明日のテキサス州リトルとテネシー州リトルとの勝者がハワイと戦うことになる。テキサスリトルとの決勝になるだろうが、ハワイが勝つだろう。
ホノルルリトルは、初戦11対1、第2戦12対0、第3戦6対0、準決勝13対0と投打のバランスのとれた強いチームだ。今日の準決勝では与えたヒットはわずか2本、ヒット12本のうち5ホームランで観ていてもストレスのないコールド勝ちのゲームだった。
大谷翔平のロサンゼルス・エンゼルスの負け続けるゲームを観続けているだけに、ハワイのリトルが頼もしく見える。7本のホームランを打っても負け、大谷翔平が2ホームラン、8打点でも負けるエンゼルとは大違いだ。エンゼルスは今日も最後に暴投で逆転負けしている。リトルリーグ以下のレベルだ。
ハワイのホノルルリトルには6人の日系人選手がいる。その中でも今日大活躍したサカモト選手は大谷翔平と同じ二刀流で、初回の第一打席にセンターに満塁ホームラン、続く第二打席もセンターにホームランを打っている。昨日は4イニングを投げて7奪三振で勝ち投手、今大会2勝目をあげた将来が楽しみの少年だ。
アメリカの勝者はハワイがほぼ確実だ。きっと台湾代表の台北リトルとハワイは世界一を競うことになるだろう。アメリカ一を決めるゲームは土曜日午前、世界一を決めるゲームは日曜になる。週末はテレビ観戦でハワイの世界一を応援したい。
今日2ホームラン5打点のサカモト君
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