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ハワイに涼しさをもたらしてくれる北からの貿易風がこのところぴたりと止み、ムシムシした毎日が続いている。天気予報によれば、明日くらいから貿易風が戻りハワイらしい気持のよい日が戻ってくれそうだ。

木枯らしの吹くような寒い日には体が温まる熱々のおでんが美味しく食べれそうだが、今の蒸し暑いハワイではおでんを食べようとは思わない。日系のスーパー「ドンキホーテ」で、おでんを見つけた。

出し汁と一緒にパックされた日本から輸入されたおでんパックは見かけたことがあるが、ハワイで調理されたおでん(6品)は珍しい。大根など地元産の具材が使われているのだろうが、料金は輸入品並みになっている。

物価高に無理やり慣れさせられてきた。慣れとは怖いものだ、最近は10ドル以下の物が安く感じられるから怖い。日本のコンビニのおでんだったら、きっと500円もしないドンキのおでんパックは8.99ドルなり。

日本から両替してやって来た人は、瞬時にドルから円換算で計算するだろう。今日の為替はおよそ1ドル137円だから、ドンキのおでんは1231円。消費税4.75%を加算して、1289円なり。

来月からハワイでは石炭発電が中止され、ハワイの電気料金が上がることが決まった。電気はすべての基だ。ハワイの物価高はまだ始まったばかりかもしれない。このおでんパックが10ドルを超えるのも時間の問題かもしれない。

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