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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は126人、オアフ島で47人、マウイ島22人、ハワイ島で38人、カウアイ島9人、モロカイ島1人、ラナイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は83,832人となった。新たな死亡者は2人、死亡者合計は891人。ワクチン接種率は71.1%。
オアフ島:57,694、マウイ島:9,492、ハワイ島:11,002、カウアイ島:2,595、ラナイ島:144、モロカイ島:241

さまざまなものの値上げの中に、税金も含まれていることを忘れてはいけない。コロナ禍を過ぎてこれからハワイを訪れる人は、ホテル税が3%上昇していることに驚くだろう。ホノルル市議会は、現在10.25%のホテル税を3%上げることを進めている。

これに一般消費税(GE)4.712%が加算され、ホテルに宿泊すれば税金だけで17.962%となる。ホテル税の値上げは決定的で、実施されればハワイはアメリカ一高いホテル税となる。鉄道建設の大幅な財政不足でホテル税の一部は鉄道建設費に充てられる。

税金で建設されているオアフ島の鉄道建設が進んでいない。空港近くのカリヒ・トランジットセンター(バスターミナル)までは開通しそうだが、その先のダウンタウンからアラモアナまでの開通に全くめどが立っていない。アラモアナまでの開通目標は2031年3月とされているが、10年後に開通するとは誰も信じていない。

1964年に東海道新幹線が開通した。東京と新大阪の515.4kmの路線距離の鉄道建設が完成するのに要した年月はわずか5年6カ月足らずだった。東海道新幹線の1/16の32km(20マイル)の鉄道建設に四苦八苦しているのがホノルル鉄道建設だ。

建設開始から10年経っても完成の見通しができない。カリヒ・トランジットセンター先の鉄道高架建設予定地のディリングハム通りの地下に島を横断する巨大な水道管が走り、道路脇を走る高電圧線の撤去が必要になることが数年前にわかった。当初のいい加減な計画が暴露された。今さら別のルートが検討されても上手くいくはずがない。建設を完成させる予算もプランもなければ、先に進もうとしても進めないはずだ。

本来ならば3年前に開通していなければならないハワイ鉄道の未来は不透明だ。鉄道建設の不明使用金の追及をした会計監査委員が解雇されたニュースは、今日明らかになった新しい事実だ。10年で2倍以上に膨れ上がった鉄道建設費、これから10年後の建設費はさらに膨れ上がるのは目に見えている。鉄道プロジェクトはすでに手におえない事業に膨れ上がってしまった。

財政的説明責任の欠如、ホノルル高速輸送局の無能さ、そしてプロジェクトの継続的な混乱は恥ずべきことだ。問題解決はこれからも先延ばしされ、誰が中止の決定を下すかに注目される。ここまで来たら、最後に誰がババを引くかだ。誰もババを掴まされたくはない。知事も市長も先延ばしして、責任逃れを続けるだろう。

*トップ画像は今日のカリヒ・トランジットセンター先、建設中の駅は列車の折り返し地点になりそうだ。


*レインボーカウント: 午後5時過ぎに出現 2021年 94日

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