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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は893人、オアフ島で596人、マウイ島83人、ハワイ島で158人、カウアイ島37人、モロカイ島11人、ラナイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は56,099人となった。新たな死亡者は1人、死亡者合計は564人。ワクチン接種率は61.7%
オアフ島:39,692、マウイ島:6,611、ハワイ島:6,449、カウアイ島:1,008、ラナイ島:124、モロカイ島:154

この数年のハワイのリトルリーグチームが強く、毎年この時期になるとリトルリーグ・ワールドシリーズが開催され話題になる。昨年はコロナの影響で中止となったが、今年はアメリカ地区選抜チームのみで開催されている。

ESPN(スポーツ専門チャンネル)が全試合を生中継して、日本の甲子園の高校野球のように人気があるのがリトルリーグの世界大会だ。14日にアメリカ西部地区で優勝して出場しているハワイチームは、今日のネブラスカ州チームとの2回戦を11対3で勝ち進んだ。3回戦は水曜の予定になっている。3年前には優勝しているハワイ、今年もやってくれそうだ。

MLB(プロ野球)で現在活躍している選手もリトルリーグ出身者が少なくない。大谷翔平も14年前、水沢リトルリーグのエースとして全日本選手権大会に出場したことがある。予選では1試合18三振(リトルリーグは6回制なので全員三振)の記録を持っている。全日本大会では1回戦敗退でワールドシリーズ出場がかなわなかった。

大谷翔平が少年のころに夢見たリトルリーグ発祥の聖地ペンシルベニア州ウィリアムズポートにやって来た。毎年開催されているリトルリーグ・ワールドシリーズに合わせて、2017年からMLBでも「リトルリーグ・クラシック」として1試合公式戦がこの地で開催される。今年はエンジェルスとインディアンスの1試合が開催されたのだ。

今日の試合には、リトルリーグ・ワールドシリーズに参加するチーム全員と関係者が招かれている。開催された球場は、マイナーリーグが使用する球場で外野席はなくわずかな内野席だけで、今日は1,832人が球場で観戦した。両チームの選手はリトルリーグ・クラシック専用のユニホームで、バックネット裏の最前列ではハワイチームが観戦している。

実況解説は4度目の本塁打王とともに2度目のMVPを獲得した元NYヤンキースのアレックス・ロドリゲスと、普段では考えられない特別なイベントとなった。試合前には両軍の選手が、リトルリーグの球場を訪れて子どもたちと交流している。大谷も子供たちのサインや記念撮影に応じている。

今日のテレビ実況放送の出場選手紹介には、各選手のリトルリーグ時代の写真が添えられている。大谷翔平もリトルリーグ姿が紹介された。先日の「フィールド・オブ・ドリームス」が大人向けなのに対して、今日の「リトルリーグ・クラシック」は野球少年少女たちの夢を紡ぐ企画だ。野球ファンが減っていると言われる昨今、MLBが将来を担う子供たちを大切にすることは大切なことだ。

ゲームは先頭打者大谷翔平の痛烈なライト前ヒット、すかさず走って盗塁を決め、子供たちの期待に応えるスタートだったが、エンジェルスは元気なく後が続かず連敗だ。8回表1アウト1塁3塁、大谷翔平がバッターボックスに立った。ホームランが出れば同点だ。子供たちの「ショウヘイ」コールが一番大きくなった今日の見せ場だった。結果は大谷翔平は四球で1アウト満塁、次打者が併殺打で終わった。

今日の本物のMLBのベースボールを初めて目の前で見た子供たちも多いことだろう。リトルリーグでは投手で強打者が少なくない。大谷翔平を超える二刀流の選手がこの子供たちの中から出てくるのかもしれない。




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