今日(2日前)のハワイの新たな感染者は164人、オアフ島で104人、マウイ島12人、ハワイ島で18人、カウアイ島6人、モロカイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は39,254人となった。新たな死亡者は0人、死亡者合計は523人。
オアフ島:28,774、マウイ島:4,813、ハワイ島:3,463、カウアイ島:471、ラナイ島:115、モロカイ島:81m
ダウンタウンからパリハイウェイの2つのトンネルをぬけて坂道を下りて行くと、カイルアに入る前に右手の山に向かって入っていくとトレイルの入り口に着く。マウナウィリ・フォールズ(Maunawili Falls)トレイルだ。強い風が吹き上げるあのヌナヌパリ展望台の東部に位置するマウナウィリは初心者向けのトレイルだ。
コオラウ山脈の裾野にある滝を目指す熱帯雨林の中を歩くトレイルに入ると、鳥のさえずりに混じり、渓流の水が流れる音が聞こえてくる。コオラウの山にぶつかってできた雲から落ちてくる雨のしづくが渓流を作っている。この人気のトレイルが先週から閉鎖されている。最近では週末には千人もの人たちが滝を目指してトレイルに入っていく。閉鎖後も毎日100人もの人がトレイルに入って行こうとする。
ここには公共の駐車場やトイレがあるわけでなく、静かだった住宅地が一変した。住宅地にあるトレイル入口付近だけでなく地域一帯に路上駐車する車が溢れ、ゴミがところ構わず放置されるようになった。この入口は私有地で、所有者が入口の門から人が入らないように、監視人のセキュリティを雇って人払いをしている。
2019年のコロナ禍前と比べて、この5月のオアフ島の観光客数はまだ6割ほどしか回復していなかった。それが、この日曜日には1日3.7万人がハワイにやって来ている。2019年に年間1000万人の観光客数を超えて記録を更新したが、今の観光客数はその記録を超えるほどの勢いがある。日本をはじめとする海外からの観光客が来ない国内の観光客だけでこの数だ。
今日の新聞のトップは、「あまりに多い観光客」として今のハワイが抱える問題を紹介している。増えた観光客で問題が発生しているのは、マウナウィリ・フォールズだけでない。駐車場やトイレのないラニカイ、マカプウなどにも観光客が溢れている。亀ビーチのラニアキア・ビーチ付近は大渋滞で、付近の住民は悲鳴を上げている。
オアフ島だけでなく、カウアイ島、マウイ島、ハワイ島の人気観光地には限度を超えた人々が訪れて問題になっている所がある。トレイルの山深くに入り行方不明になっている人もいる。ケガをしてヘリコプターの救助を仰ぐ人たちが増えている。観光客が増え観光業に活気が戻ったと手放しで喜べない状況だ。
国内からの観光客に加え、コロナ後に海外からやって来る観光客が加わったら、ハワイは一体どうなるのだろう?マウイ島のように「これ以上の観光客お断り」と言って航空便を減らすように要請するだけではダメだ。州は早急に増加する観光客の対応対策を考える必要がある。
*レインボーカウント: 今日は午前9時過ぎに出現 2021年 66日
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