今日のハワイの新たな感染者は277人、オアフ島での感染が245人、ハワイ島で23人、マウイ島で8人の感染が確認されている。新たな感染死亡者はオアフ島の50代と60代の基礎疾患のある男性2人で、死亡者数は51人。これまでの感染者数の合計は7,260人となった。
オアフ島:6,626、マウイ島:308、ハワイ島:243、カウアイ島:56、モロカイ島:3
東京都の1/10の人口のハワイには現在感染者が東京都の2,797人より多い4,921人。ハワイ州は感染者が増え、全米でも感染者の増加が激しい13州の1つになっている。今日一日の感染者数がハワイ州よりも少ない州が全米で20州もあるのが、ハワイの感染の酷さを示している。今日の死者が104人いるアリゾナ州でも感染者数は186人とハワイよりも感染者が少なくなっている。長く最下位の51位だった感染者の累計数もモンタナ州とニューハンプシャ州をぬいて45位になった。今日のハワイの陽性率は全米の2倍の11%の高さだ。
今月だけで5,171人の感染者と27人の死亡者では、明日からのロックダウンは当然だろう。先日発表されたハワイの人種別コロナ感染率が2週間経ってどうなったのか見てみよう。
ハワイの人種構成は白人(25%)、ネイティブハワイアン(21%)、フィリピン系(16%)、日系(15%)、中国系(4%)、太平洋諸島系(4%)、その他アジア系(4%)、黒人(2%)、その他(8%)となっている。
人種別のコロナ感染率は太平洋諸島系(30%)、フィリピン系(17%)、白人(15%)、ネイティブハワイアン(14%)、日系(8%)、その他アジア系(8%)、中国系(3%)、黒人(2%)、その他(4%)となっている。
太平洋諸島系はパシフィック・アイランダー系と言って、ポリネシア、マイクロネシア、メラネシアなどの地域のトンガ、サモア、フィジー、タヒチ、パプアニューギニアなどの地域を出身とする人々を指している。元相撲力士で言うならば、小錦と武蔵丸がサモア人になる。太平洋諸島系は人口の比率がわずか4%に対して、感染率が以前より3%増して30%と飛びぬけて多くなっている。白人が20%から15%と減少した。2位になっているのがクラスターが発生しているカリヒ地区のフィリピン系だ。
明日から2週間のロックダウン(外出禁止令)が発令される。金曜日に再営業を始めたばかりの映画館が禁止されるのは当然だろう。目標は2ケタに感染者数を減らすことだが、2週間で感染を落ち着かせることができるだろうか。今日から2週間6万人に無料PCR検査が実施される。検査数が増えれば感染者数はいやでも増えていくだろう。医師である副知事は目標に達しなければ、さらなるロックダウンの延長もあると発言している。ハワイの将来がまだ見えてこない。
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