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バスはさまざまな人を乗せていく。ホノルルの市バスTheBus は、庶民の足。庶民の生活が見え隠れするバスの中は興味が尽きない。

現在の市バスの乗車収入は、総支出のわずか27%にすぎず年間$186ミリオン(約200億円)の赤字が出ています。市バスの乗車率は毎年下がっています。何度も乗車料金の値上げがありましたが、赤字幅が少なったという報告がありません。

市民の足として重要な役割を担っているホノルルの市バスですが、アメリカ本土や日本の公共バスと比べて殺風景なのが気にかかります。バスを利用する人はもちろんのこと、オアフ島内を網羅するように走る市バスは多くの人の目に止まります。にもかかわらず、バスの広告が全く見当たりません。

550台の市バスは走行中だけでなく、停車中でも人の目に付く「動く広告塔」のはずです。市バスの車内と車外の車体には、さまざまな広告ができるはずです。バスの広告は、乗客や歩行者、他の自動車に乗車中の人などに対して高い注目を集めることができます。

巨額の赤字を毎年出しているのもかかわらず、ホノルル市はバス運賃の値上げしか頭に無いようです。わずかでも広告収入で赤字を補填しようと言う気は全くないようです。

4番バスに乗車すると、久しぶりに珍しく車内広告を見つけました。年が明けて2月になろうとしているのに、11月30日のクリスマスのイベントの広告です。イベントが過ぎてもだらしなく広告が放置されています。

期限の過ぎた広告は市交通局のやる気のなさを象徴しているようです。思い出せば、過去にも3ヶ月前のイベントのたった1枚だけの古い広告をバスの中で見つけています。

税金を上げることしかない無策の行政には困ったものです。市民の生活はますます苦しくなっていくことでしょう。ザ・バスの風景が今の本当のハワイの姿を現しているように思えてなりません。


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