昨日のブログに対して、予期したように次のようなコメントが掲載されました。
『インフルエンザ・ワクチンが全く効果ないことは厚生省や医者の間では常識だそうです。でも金儲けのため本当のことは言えないのだそうです。(花里啓子医師の本より)ワクチンは血液中でしか抗体が作れないのに、ウィルスは鼻やのどから感染するので全く効果ないのだそうです。』
2007年12月に日本である本が発行されました。『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』(母里啓子著)の考えを述べた本です。現在85歳になる医学博士のこの本の極論は、多くの人の注目を集めました。
「インフルエンザ・ワクチンは効きません! 関係者には常識です。.日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。手洗い・うがいはじつはインフルエンザには効果がありません。ウイルスはのどや鼻の粘膜についたとたんに感染してしまうからです。対処法は日頃から健康に気をつけるだけ。(母里啓子著より)」
著者が伝染病研究所で研究されていた50年前の話をされても、今では説得力もありません。インターネットをチェックすればインフルエンザ・ワクチンの有効性はわかるものです。知る人のみが知っている陰謀論的真実だと断言できる人が、晩年地方の保健所長、介護老人施設長をされています。
1人の発言が大きく影響していくのもインターネットですが、時代遅れの間違った発言が検証もなく広がっていくのもインターネットです。一度誤まった情報を流してしまうと、取り消したとしても誤って伝わる怖さがあります。現代では、インフルエンザ・ワクチンの効果は内外ですでに実証されています。
世界はインフルエンザ・ワクチンを打ち出した10年以上前から、インフルエンザ感染者は激減してます。それまでは冬になると病院の外来は、インフルエンザの患者であふれかえってました。インフルエンザ・ワクチンが臨床の場で極めて有効なのは明らかでしょう。
インフルエンザ・ワクチンを怖がっている親たちは全ての子供に接種されている3種混合等は、はるかに高確率で事故が起きている事を知っているのでしょうか。インフルエンザ・ワクチンの危険性などそれに比べれば比較にならない程小さいものです。
インフルエンザ・ワクチンは、感染を100%防ぐことはできません。しかし、重症化を防ぐ効果は十分期待できると考えるのが一般的です。日々進歩する医療界で、インフルエンザに関するこのような時代遅れの出版物が読まれて、それを信じている人がいるのが驚きです。
85歳の高齢の母里啓子氏は、もちろんインフルエンザ・ワクチンを打たないでしょう。欧米では高齢者のインフルエンザ・ワクチン接種は常識ですが、それは欧米人が無知でバカだからでしょうか?世界にはインフルエンザ・ワクチンの効果を信じない人たちもいます。信じる信じないは個人の自由です。私は信じます。
*コメントの花里啓子は母里啓子の間違い。
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