インターネットによってAirbnb(民泊サイト)などを利用すれば、空いている部屋を誰でも自由に貸し出せる環境にある。しかし、誰でも自由に部屋を他人に貸し出してよい訳ではない。そこには秩序が必要だ。
長期住居目的の集合住宅のマンション(コンド)や住宅地区に、突然大きなスーツケースを抱えた短期滞在の人たちが絶えず出入りするようになったらどうなるのだろう。文化(常識)の違う人たちが世界からやって来る。今までの秩序が守れなくなるのは明らかだ。
日本ではAirbnbによるさまざまな問題が発生して、民泊を規制する民泊新法が1年前から施行されている。ハワイでは、オアフ島内にあるバケーションレンタルの規制を強化するため、違反者により厳しい罰則を科す新条例案を先月可決した。
ワイキキにあるホテルと名の付かない住居用の建物(コンド)のほとんどは、1ヶ月以内の短期レンタルを禁止している。にもかかわらず、短期にレンタルされる部屋が少なくない。カイルアやラニカイで今まで長期にわたって無許可でバケーションレンタルとして貸しに出されていた物件も違法になる。
オアフ島では8月1日から施行される新法を前に、ホノルル市がワイキキのコンドを中心に5,000以上の物件に新法の施行を伝える警告通知を郵送している。違反者には、罰金が$1,000(約11万円)から最大で$10,000($110万円)の罰金が科せられる。警告通知の効果は、すでに予約の取り消しとして表れているところもあると云う。
許可されたリゾートエリア外でのバケーションレンタルの運営も禁止され、違法バケーションレンタルの取り締まりが強化される。ワイキキのホテルと名の付かないコンドでバケーションレンタルをしている人たちの中には、民泊ができなくなった物件を売りに出している人もいると言う。
来月からバケーションレンタルマーケットがどうなっていくのか見守っていこう。
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