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銭湯の湯あがりの瓶入りコーヒー牛乳、昭和生まれの人なら一度は体験したことがあるでしょう。なぜか誰もが腰に片手を当てて飲むのはおかしな風景ですが、よく見る風景でした。コーヒー牛乳も瓶に入っているだけで、数倍美味しく感じるのは瓶の持つ魅力でしょう。風呂上りや汗をかいた後のコーヒー牛乳は格別でした。

アメリカの大都市を歩けば、何人もの人がスターバックスのロゴ入りのカップを片手に歩いているのを見かけます。日本の喫茶店が存在しなければスターバックスも存在しなかっただろうと、スターバックスを見るたびに思うのは私だけではないはずです。ただのコーヒーに付加価値を付け世界に受け入れられ、今ではアメリカの文化の一つにもなっているスターバックスです。

スターバックスの瓶入りコーヒーは、まさに日本のコーヒー牛乳そのものです。日本の瓶入りコーヒー牛乳を長く知る者から見たら、これは日本のコーヒー牛乳を真似たもの、日本のパクリそのものです。容器の瓶の形にちょっと甘すぎる味までそっくりです。

スターバックスの商品開発スタッフが、日本の駅でコーヒー牛乳を立ち飲みする人たちを見てコーヒーを瓶に入れて販売する発想を思いついたのでしょう。瓶入りコーヒー牛乳のあの口唇に触る瓶のガラスの冷たさがいっそう美味しさを引き立てる大きな要素だと、スターバックスも感心したに違いありません。

日本のコーヒー牛乳の美味さを知らないアメリカ人には、このスターバックスの冷えた瓶コーヒーが新鮮で美味しく感じられるのです。日本では100円前後で飲めるコーヒー牛乳も、スターバックスのロゴが付くだけで4倍もの値段で販売できます。ワイキキのホテルでは自販機でもスターバックスの瓶コーヒーが飲めます。

スターバックスの瓶入りコーヒーを飲んだことのない人は、風呂上りに腰に片手を当てて飲んでみてください。日本のコーヒー牛乳そのものだと思うはずです。スターバックスは瓶入りだけなく、缶コーヒーの販売も始めています。スターバックスは日本法人を完全子会社化しました。スターバックスが日本文化を大いに研究していることは確かです。


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