月曜早朝のキラウエア火山の溶岩ボートツアー事故について、翌日の朝刊のトップニュースなっていないと愚痴っていたら、ハワイらしく1日遅れで今日の朝刊のトップニュースになっています。
23人の負傷者を出した溶岩ボートツアーですが、20歳の女性が2度の手術が必要なほどの重傷を負っています。バスケットボール大の溶岩の欠片がボートの屋根を突き破って、女性の足に直撃したようです。人間の骨の中でも一番大きい大腿骨を骨折ですので、その時の衝撃の激しさが想像できます。
今回事故があったツアー会社(Lava Ocean Tours)は、営業には積極的でしたがツアー客の安全にはあまり注意を払っていなかったようです。過去6年間で3件の訴訟がツアー客から起こされています。事故は乱暴な高速運航の結果、ツアー客が大ケガを負っています。
3年前に訴えたのは、日本人観光客の女性です。骨盤を骨折する大ケガです。イタリアからのツアー客は、脊椎骨を骨折する大ケガです。中国からのツアー客も大ケガを負っています。利益を追求するあまりツアー客の安全をないがしろにするようなツアー会社は問題です。
事故後は当局より溶岩より300m内は禁止地域に変更されていますが、こんな無謀なツアー会社に50mまで制限区域を許可する当局の認識にも問題があります。地元の猟師によると、このツアーボートは15~20mまで溶岩に近づくこともあったそうです。
ハワイ島の行政のトップであるハワイ島郡長は、事故が起こるまで制限区域が50mになっていることを知らなかったそうです。「50mの許可を求められていたら、私なら許可しなかった」と発言しています。
結果論になりますが、今回の溶岩事故は起こりべくして起こった事故と言えるでしょう。ツアー客の安全を第一に考えるのが行政の役割で、今回の事故を機会に改めて火山活動の危険さを認識してほしいものです。
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