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ハワイで教師の職に就く条件はアメリカで一番悪いとランクされている。職業的な条件、アカデミックな職環境や給与を含めて最悪なのがハワイだと言う。ハワイは教師になるには適していない州のようだ。

ハワイの教師の平均的な年収は$55000(約600万円)でアメリカ本土の平均年収よりも$15000から$20000(約220万円)少ない。ハワイの家賃を始めとする物価高では安月給ではやってゆけない。

ハワイの公立学校から教師が辞める数が尋常でなくなっている。2010年の辞職者数が211人、昨年はその数が411人にも増えている。2010年以来84%にも上る数の教師が辞めている。

辞める数だけでなく教師になる人の数も減っている。条件など魅力のない教師職をめざす若者が少なくなっている。2010年度には545人が教師になったのに、毎年その数は減って昨年は400人を切って387人と激減している。

学校の現場は教師を確保するだけで精一杯で、補助教師の資格しか持たない者が正規教師の穴を埋めている学校もある。アメリカ一物価の高いハワイで、アメリカ一安い給料では基本的な生活がままならない。ハワイから本土に移っていく教師たちを止めるすべは今のハワイにはない。

すべてが悪循環だ。教師の質が低下しては、子供たちの学力が伸びないのも仕方ないことだ。ハワイの未来を背負う子供たちの学ぶ環境がこれでは、ハワイの未来は決して明るくない。



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