IMG_4832
ワイキキのビーチは、6年前に250万ドル(2億8千万円)の経費をかけてビーチの砂を補充する大規模工事が実施されたばかりです。この6年のビーチの侵食は激しく、ビーチの砂に隠れていた70年前のコンクリートの基礎部分がむき出しになっています。コンクリートの壁や鉄筋がむき出しになっています。

世界のサーフィンのメッカであるノースショアのビーチが大変なことになっています。サンセットビーチの海岸侵食が深刻化しています。サンセットビーチが消滅しようとしているのです。侵食はこの6年ほどの間にますます大きくなっています。

サンセットビーチからロッキーポイントにいたる海岸線に建つ家のいくつかは、冬になると高波が寄せてくるのを恐れています。ノースショアのサンセットビーチ小学校近くのビーチでは、海岸に建つ家の裏庭にあったプールが大波の浸食でさらわれ、家の土台がむき出しになっています。広い裏庭があった家は、海岸線が家のすぐ近くまで迫っています。

この海岸侵食問題は地球の温暖化が大きな原因だと言われています。このところの満潮が、3インチから6インチも(7.5cm~15cm)異常に高いのが記録されています。ワイキキでも去年から高潮に大きなうなりが加わるキングタイドが訪れています。ワイキキのビーチの侵食も深刻化しています。ワイキキの目抜き通りカラカウア通りが冠水する日も遠くありません。

月曜日発表された環境専門家の報告によると、30年後には世界の31万の海岸線に建つ家屋が慢性的な浸水に見舞われると予測しています。地球温暖化による海面の上昇によって、世紀末にはマイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコが海面下になるリスクをはらんでいます。

ワイキキやノースショアの変化など少しずつ忍び寄る大災害に人々が気づき始めています。30年はあっという間にやって来ます。30年後のワイキキを想像すると怖い気がします。



*アメリカ合衆国の人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックよろしくお願いいたします。
   
アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ

*アロハストリートのハワイブログランキングにも参加しています。
クリック応援よろしくお願いします。マハロ






line-52