5月2日より活発化したハワイ島のキラウエア火山の活動が3週間経っても止まりません。先週ついに1人の負傷者が出ました。灼熱のマグマ(溶岩)が湧き出る場所から200mほど離れた自宅にいた57歳の男性が大ケガをしています。
大ケガをしたカリフォルニア出身のクリントンさんは、この地に落ち着いてすでに12年が経ちます。現在溶岩が流れ出しているハワイ島の東部の一部の地域はマグマの通り道として一番危険な地域として認定されていますが、クリントンさんのように本土からこの地域に住居を構える人たちがいます。
場所によっては1エーカー(サッカーグランド1個)の土地が100万円以下で購入できるその価格の魅力がハワイ島にはあります。3ベッドルームの借家が1ヶ月$650の家族は、経済的な理由でこの地を離れられないと言います。
ポーチにいたクリントンさんの大ケガは、バスケットボール大の溶岩がほぼ水平に飛んできて左足首上部に当たったのです。爆弾のような衝撃を受けて、骨が砕けてもう少しで切断するほどの衝撃だったそうです。ヒロの病院に運ばれて手当てを受け、切断は免れたそうです。
今回の50の家屋を飲み込んでいるハワイ島東部はキラウエア火山の火口から40kmもある地域でのマグマ活動です。マグマが流れ出た地区は23ヶ所で、現在6つが活発にマグマを吐き出しています。冷えたマグマの壁が6mの高さになる地域もあります。
23ヶ所から流れ出たマグマは1700エーカー(サッカーグランド1700個)にも及び、その面積はまだ広がっています。中には噴出すマグマが20階建ての高さまで噴出するものもあります。流れ出ているマグマは3つの溶岩川になって海岸にたどり着いています。
火山活動の問題はいつ休止するのか分からないことです。3900エーカー(サッカーグランド3900)をマグマで埋め尽くした1955年の火山活動は88日間続きました。今日もキラウエアの火口では、2度ほど噴火爆発があって3000mの高さまで灰煙が上がっています。一日も早く火山活動が収まってくれることを祈ります。
それにしても、マグマの熱を感じるほどの距離(4~500m)で報道活動している人たちはヘルメットを被らなくても大丈夫なのが信じられません。第二のクリントンさんが出ないことを祈ります。
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