「この歳で病院に入院でもしたら最期は死ぬまで牢獄に閉じ込められるの同じだ、自分の最期は自分で決める。」今月オーストラリア人の科学者がスイスで安楽死したニュースがあった。科学者は104歳の高齢で、十分に生きたから自分の死は自分で決めるとスイスで最期を迎えた。
オーストラリアでは、生活の質が著しく低下しているだけでは簡単に安楽死が認められない。余命6ヶ月と宣言されるなどさまざまな条件がなければ、オーストラリアでは自らの最期を決めることができない。
ハワイでも回復の見込みのない患者などの「死ぬ権利」を認める法案が可決され、来年から限定的な安楽死が認められる。しかし、ハワイもオーストラリアと同様で余命6ヶ月と診断された人にしか安楽死は認められない。
オーストラリアの科学者のように、高齢で生活の質が著しく低下しているだけでは簡単に死なせてくれないのが今の世界だ。日本では脚本家の橋田壽賀子氏(93)が「安楽死で死にたい」と発言して話題を集めた。
オーストラリアの科学者が言うように、ある一定の年齢に達したら自分の人生の最後として、自分の最期を決めてもいいような気がする。安楽死が認められなければ、文豪ヘミングウェイのように自らショットガンを口にくわえて引き金を引くしかない。
2016年6月、カナダで医師による安楽死ほう助が合法となった。カナダは、オーストラリアやハワイほど厳しい安楽死の条件がないようだ。下の2つ目のYouTube.の80歳の老人のような死は、まさに橋田壽賀子氏(93)が望む最期だ。
長年住み慣れた大きな家を処分して、最期を迎える時期を決める。賃貸アパートに移って毎日を大切に過ごす。大切な友人を最期の晩餐に招待し、体の衰えを感じながら最期の日を迎える。
オーストラリアの老人のように毎日の生活の質(Quality of Life=自分で食事&排泄ができる)が改善されなければ、家族や友人に見守られながら旅立つ日を決める安楽死も選択の一つにあってもいい気がする。生きる権利とおなじで死ぬ権利があってもいい。
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橋田須賀子さんがスイスで安楽死をしたいというのは かなり具体的に準備をしているようです。他国では条件が厳しくてなかなか難しいらしいですが、スイスでは外国人も70万円を払えば安楽死させてくれるようです。私の周りにも90歳を過ぎて「その情報をもっと詳しく調べて」と言ってくる方がいます。私自身も自分のことが自分で出来なくなったら、苦しまないで旅立つ方法を選択したいと思っています。