「おっとと、間違ってボタンを押してしまった！」
ウップス（Ooups）＝おっとと、では済まされない大きな問題をハワイはまだ引きずっています。
今日は、アメリカ大統領が年に一度、内政や外交など今年１年に取り組む政策課題を議会で演説する一般教書演説でした。ハワイ州でも先週、ハワイ知事が州議会で年に一度の一般教書演説をしています。
イゲ州知事が州議会の一般教書演説で、世界を驚かせたミサイル誤報について何も述べなかったことに違和感を抱く人が少なくありません。驚くことにボタンを押した州職員は、先週ハワイを訪れたアメリカ連邦政府の調査を拒否しました。
今日明らかになったことに、その職員は今までにも訓練の際に戸惑うことがあり同僚は適任者ではなかったと発言しています。緊急事態管理局長が辞任、ボタンを押した職員が解雇されたことが今日発表されました。
リーダーシップを発揮しなければならない非常時の州知事の能力に疑問を抱く人が少なくありません。ミサイル誤報を早く伝えたいとツイターにアクセスしたところ、パスワードがわからなく時間が経ったと知事は発言しています。州のトップとして関係者をすぐに首にしなかった温情政策に苦言を述べる人もいます。
そして、この月曜日、２０１４年の州知事就任時から知事をサポートしてきたツツイ副知事が明日を最後に辞職することを発表しています。１１月の任期を待たずしての突然の辞職には、誰もが驚いています。
家族ともっと時間を持ちたいのが辞職理由ですが、４６歳とまだ若いツツイ知事らしくありません。タイミングとしては、やはりミサイル誤報問題が関係しているのかと思ってしまいます。イゲ知事は副知事を失い、以前にも増して求心力が弱まっているように思えます。
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これを機にハワイ州の温情政策が改善される事を願いますが、無理でしょうね（苦笑）