今週になってワイキキ周辺では同じTシャツを着た人たちが集団でジョギングする姿がよく見られると思ったら、もう明日がホノルルマラソンです。まだ夜の帳(とばり)が開けない午前5時ちょうど、ホノルルマラソンのスタートを告げる花火がアラモアナ公園で上げられます。
アラモアナ公園をスタート、カピオラニ公園をゴールとし、ダウンタウンからワイキキビーチ、ダイヤモンド・ヘッド、そしてハワイカイを巡るホノルルマラソンです。ダイヤモンド・ヘッド周辺の坂道以外は平坦ですが、昼間の暑さが厳しいマラソンコースです。
1973年、167人の参加者(日本人ゼロ)で始まったホノルルマラソンも今年で45回になります。ホノルルマラソンは$130ミリオン(150億円)の経済効果があると言われていますので、ハワイ経済にはとても大切な行事の一つになっています。 ニューヨーク、シカゴ、ボストンに次ぐ大きなマラソン大会です。
ホノルルマラソン史上最多の34,434人のランナーが参加した1995年は、日本からも21,717人が参加しました。その年のNYシティ・マラソンを数で抜いた世界最大のマラソンになりました。今年も30,000人近いのエントリーがあったようです。
レースは男女共にアフリカ勢(ケニア)が上位を占めるつまらないものになっていますが、ホノルルマラソンは市民マラソンレースですので、時間制限がなくタイムを気にすることなく楽しむことのできるマラソンです。参加者はさまざまな想いを胸に、ゴールを目指すでしょう。3万人のランナーの数だけ、毎年それぞれのドラマが展開されるはずです。
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