プラスチック(ビニール)製のレジ袋の禁止から2年が経って、オアフ島のレジ袋はどうなったのでしょう。食料品スーパーのセイフウェイもロスもビニール袋から紙袋に変わりました。

ロングス・ドラッグスとウォルマートのレジ袋は変わったものの、一見すると以前のビニール袋と変わりません。ウォルマートのレジ袋は、以前よりも立派なビニール袋は10セントと有料になっています。

2年前の規制された法律には、抜け道がありました。無料のロングスのレジ袋の材料はドイツ製で、80%の原料がリサイクルされたものです。法律では最低40%の原料がリサイクルされたものなので、一見すると以前のプラスチック製と変わらないロングスのレジ袋は違法ではありません。再利用を勧めるように、125回の再利用に耐えられると表記してあります。

ウォルマートのレジ袋はプラスチックそのものです。以前のペラペラの薄いレジ袋と違って、厚みのあるレジ袋です。感覚としては以前のレジ袋を3重にした感じです。規制によると、レジ袋の厚さが0.00225インチ(0.057mm)あればプラスチックの利用も可能になっています。こちらのレジ袋は再利用に耐えられる有料のレジ袋です。

確かに2年前の7月1日を境にエコバッグを持参する人たちを多く見かけています。2年前よりはプラスチック(ビニール)製のレジ袋の数が大きく減ったことは確かです。プラスチック(ビニール)製のレジ袋がハワイから全くなくなった訳ではありません。弁当などのランチはプラスチック(ビニール)製のレジ袋が認められています。スーパーによってはウォルマートのような有料のプラスチック(ビニール)製のレジ袋が存在するのです。

アメリカで初めてのプラスチック(ビニール)製のレジ袋の禁止を2015年に実施したハワイ州ですが、環境派がすすめるレジ袋の完全廃止は2020年1月1日に実施されることになりました。2018年7月から2020年まではレジ袋はプラスチック袋も紙袋も15セントと有料になります。弁当などのプラスチック袋は今回も問題にされませでしたが、将来はこちらも何らかの規制が入るはずです。


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