少し前の新聞で鉄道建設の困難さを象徴するような話がありました。オアフ島の鉄道建設は、十分な見通しもなく始まってさまざまな問題を抱えています。多くの反対があって見切り発車した鉄道建設は、行き当たりばったりのその場しのぎのプランで建設を進めてきました。
大幅に膨らんだ建設費用は、今のままでは空港先のカリヒ地区までしかありません。ダウンタウンからカカアコ、アラモアナSCまでの建設費がないのです。建設費が大幅に膨らむことは当初からわかっていたことです。ハワイ鉄道の迷走はいつ止まるのでしょう。
空港の先の鉄道高架工事の困難さから、ここに来てカリヒ地区からアラモアナSCまでは路面電車にしたらどうだろう?という提案がされています。問題の深刻さもここまできたのかと思わざるをえません。
路面電車ならば建設費用も少なく済むという容易な考えから来ているのでしょう。よく考えるまでもなく、路面電車は非現実的で意味のないものになってしまします。路面電車は一般車両と同じ道路を走るので、信号や歩行者に注意しなければなりません。市バスと変わりません。それどころか、かえって交通渋滞の原因になりそうです。
どうしてもお金をかけて鉄道を通そうとする人たちがいるようです。ホノルル市庁舎の窓ガラスは割れて隙間風が入っています。また市庁舎は雨が降るたびに雨漏りするのに、修理されることなく先送りされています。莫大な費用が掛かる鉄道建設も途中で止める勇気も必要です。ホノルルにはドブに捨てるようなお金はありません。
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国の財政赤字が1,000兆円を越し、さらに毎年増え続けている日本は、一般家庭で例えれば毎月の収入が80万円しか無いのに100万円の生活を借金しながら、呑気に過ごしているのと同じです。
「借金はその内に返せるから・・・」と、信じられますか。
日本でも連日報道されるトランプさんよりも深刻なんですが。