クリスマス当日も働かなかければならなく忙しい人たちが世界にはいる。サンタクロースはそんな人たちの1人だ。午前の子供たちへのプレゼントの配達を終えて、ランチ休憩にマクドナルドに寄ったサンタさん。
「子供たちの用意するクッキーやミルクだけではやっていられない。
ランチはビックマックのセットを頼もう。ポテトは特別に大にしよう。」
ハンバーガーが出来上がるのを待っていると、少年が近寄ってきた。
話し方からすると、少し障害のある少年のようだ。
少年はサンタに近寄ると、おもむろに大きな袋からまだ箱に入っているオモチャを取り出した。
満面の笑みを浮かべて少年は目を輝かせてサンタに言った。
「サンタさん、ありがとう。プレゼントありがとう。」
少年の表情からは目の前のサンタが本物であることを疑っていない。
サンタが駐車した愛用の赤いシボレーの『今時ソリー』に戻ると、とんでもないことが起こっていた。今感謝されたばかりの少年と同じ年頃の別の少年が乗る自転車が『今時ソリー』にぶつけて、ソリーの一部が凹んでいる。サンタは気持ちまで凹んでしまった。
保険で修理するには警察の事故証明が必要だ。目撃者もいることで保険で修理はできるだろう。
「あぁ、なんてついていない日なんだ」
少年は今にも泣き出しそうだ。警察が調書を取り出すと、少年の目が涙でうるんできた。
それを見たサンタは少年の肩に手を置いて抱き寄せた。
少年の目から涙があふれ出てきた。
すぐに少年の母親と兄妹4人が駆けつけてきた。
母親は何も言わずに少年を抱きしめた。
別れ際、サンタは少年に何かを告げて少年を抱きしめた。
少年は母親と兄妹と一緒にその場を去った。
二人の少年とサンタには忘れられないクリスマスになったことは確かだろう。
メリークリスマス!
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年末、仕事が忙しいのに加え息子がインフルエンザA型にかかってしまい、仕事の段取りであたふたしていました。・・・ハワイに行けるかしら?なんて思いました。でも行けそうです^^
ハワイのサンタさん
事故はお気の毒ですが、ハグして別れるって絶対に日本ではありえないことですね。
生きていると色々な事がありますね。
うちの主人は35歳で他界したのですが、
息子が一昨日のクリスマスイヴの誕生日で36歳になり、父親が進めなかった36歳からの人生を息子は歩むんだと感慨深いChristmasでした。