日本料理は醤油を抜きに語ることはできません。日本の食文化の基礎になっている醤油。私たち日本人のDNAには強く醤油味の嗜好が刻まれています。煮物や汁物には付きものの醤油ですが、海外で醤油に出会うとホッとしたりします。
日本人の食卓には無くてはならないのが醤油ですが、日系移民の多いハワイの一般生活にも醤油が強く根付いています。醤油と言えば世界100か国以上で販売されている「キッコーマン」が有名で、アメリカでは「キッコーマン」の醤油シェアが55%と圧倒的な強さを誇っています。そんな中、ハワイでがんばっているのがローカルのアロハ醤油です。
ハワイの郷土料理にもなくてはならない調味料となっているのがハワイのアロハ醤油。ローカルのレストランに行けば、必ずテーブルに塩と胡椒と共にアロハ醤油が置かれています。ハワイのマクドナルドにさえもアロハ醤油(パック詰め)があります。白いご飯にアロハ醤油をぶっかけて食べるのが、ハワイの朝のマクドナルドでもごく普通の光景になっています。
アロハ醤油は日本の伝統的製法により作られた高い品質を保持したハワイの特選本醸造醤油です。日本の醤油と比べると、しょっぱいと言うよりも少し甘みがあるかもしれません。マイルドでシンプルなのが特徴のアロハ醤油です。
70年前の戦後1946年、日系の5つの家族が中心になってアロハ醤油の醸造が始まりました。アベさん、カミナカさん、オキタサン、タニムラサン、タニガワさんが始めた醤油会社がこの11月で創業70周年を迎えます。現在はタニガワ家の3世代を経て4世代と受け継がれようとしています。
ハワイでの醸造だけでなく、現在ではカリフォルニア州での醸造も始まり本土でのアロハ醤油の定着を目指しています。行く末はカナダ、メキシコだけでなく韓国、そして日本でも愛される醤油の醸造をアロハ醤油は考えています。
ハワイの代表的料理である醤油であえるアヒポキは、やはりアロハ醤油でなければあの美味しさは味わえません。キッコーマンでもできないことがあるのです。ハワイに来たら、是非アロハ醤油を味わってください。
*アロハストリートのハワイブログランキングに参加しています。
クリック応援よろしくお願いします。マハロ
*アメリカ合衆国の人気ブログランキングにも参加しました。
是非こちらもクリックしてください。
アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ
新聞記事に"soy sauces"でなく"shoyu"と書いていたので、次回からはレストランで"しょうゆ"と言います。(笑)