オアフ島で今週3件のひどい落書き事件が発生しました。落書きする人はあまり罪の意識を感じていないかもしれませんが、ハワイ州法では器物損壊罪として罰金、落書きの除去の費用が請求されます。
現在いわく付の建設中の鉄道で利用する電車車両に、誰かが落書きをする被害が発生しました。かつてのニューヨークの地下鉄の落書きと違って、ハワイの落書きは屋根から窓まで、まるでカカアコ地区のウォールアートのように車両全体を覆い隠しています。
ニューヨークの地下鉄のようにスプレーで無意味な文字をペイントしたものとは違います。アートの要素をもつ、手の込んだペイントだけでも相当な量と時間を必要とする落書きです。元の車両のイメージが全く分からないくらいです。
被害にあった車両は、ワイパフ地区にある鉄道オペレーションセンターに格納されていまた。オペレーションセンターは午後4時から翌朝の朝6時まで閉まっています。器物損壊罪の他に建造物侵入罪も問われます。わずか12時間余りの時間に、いったい誰が施錠されていた施設内に立ち入りこの落書きをしたのでしょう。
昨年の秋から$1.5ミリオン(1.2億円)の費用が使われて行われていたイオラニ宮殿の敷地を囲うフェンスの修理および修復作業が先月終わりました。土台も補強され新たな塗装もされすっかり見違えるようになりました。悲しいことに、きれいになったばかりの土台にスプレーで無意味な文字の落書きが今週見つかりました。
カメハメハ3世のサマーパレス(夏の離宮)跡の古い史跡(カニアカププ)に、釘でひっかいたような十字架の落書きがいくつか見つかりました。石でできた苔むしたたたずまいに似合わない新しいひっかき傷を残した何者かは、いったい何を考えているのでしょう。
秩序ある社会で落書きを認めてはいけません。落書きを許すと荒廃が進みます。落書きに対する処罰は今よりも重くていいでしょう。今週の3件の落書き犯人を野放しするようなハワイでは困ります。当局は真剣に犯人の捜査に励んでほしいものです。
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日本でも史跡などに落書きや破損が多発しています。
犯人を捕まえて、公開、重い処罰と高額な罰金を課して見せしめをしなければ連鎖は止められません。
治安を守るためにも必要です。
いたずらで。。。とか軽い気持ちで。。は通用しないのです。
犯人の国籍、氏名を正しく公表するのも必要です。