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伊勢志摩サミットで安倍首相が「リーマンショック前の経済状況では消費税を10%に上げられない」と発言した時、各国の代表の中には冷笑した者もいた。今日の東京の市場を見ていると、リーマンショック並みの経済危機が頭をかすめた。

英国のEU離脱の国民投票の結果を受けて、英通貨のポンドが30年ぶりに急落した。日経平均株価は売り一色の全面安になり16年ぶりの大幅な下落で7.92%も下げた。ポンドと日経の下げを見る限り、安倍首相の発言が現実味を帯びてきた。

アジアのマーケットが終わってヨーロッパのマーケットの反応は、下げの震源地ロンドンのシティの反応は4.5%ほどの下げで日本ほど下げていない。これからオープンするニューヨークも先物が3.5%ほどの下げで思ったほど下げていないが、CNNなどの主要ニューステレビ局はどこもEU離脱の特別ニュースを伝えている。

大方の見方ではEU残留だったのに、国民投票の僅差のEU離脱はEUの参加国だけでなく世界の経済に影響を及ぼしそうだ。リーマンショック級の問題になる可能性もなくはない。世界の市場の動向が落ち着くまで時間がかかりそうだ。

ハワイの経済にはどんな影響があるのだろう?最近異常感のあるワイキキ周辺の開発にも少しブレーキがかかるかもしれない。この数年上がり続けているホテルの宿泊料金も下がるかもしれない。

EU離脱のニュースを受けて急な円高になっている。一時1ドル=100円を切って、瞬間97.424円まで円高が進んだ。日本企業には厳しい円高だが、旅行者にはうれしい円高だ。少し前まで120円を超えていたのを思えば20%も円高が進んでいる。

今は過剰に反応しているのかもしれない。市場の動向が落ち着くまでしばらく注意が必要だ。英国の文化遺産「ビートルズ」の50年前のヒット曲 "We Can Work It Out" のように、世界がこの混乱を何とかしてくれるのを願っている。



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