オアフ島のガーリックシュリンプを食べ歩く旅を続けます。今ではハワイのB級グルメの代表の一つにもなったガーリックシュリンプですが、時間をかけてオアフ島のガーリックシュリンプを食べ尽くしていきます。今回の移動手段はのんびりとTheBusでノースショアまで行ってみました。
午前9時14分、ダウンタウンのキング&アラケアストリートから55番バスに乗ります。55番バスはカネオヘ経由でガーリックシュリンプの聖地ノースショアのカフクまで私を運んでくれます。下調べではダウンタウンからおよそ2時間足らずの旅です。バスの一人旅のいいところは、他人に運転を任せて誰にも邪魔されないで自分の時間が持てることです。
バス旅に欠かせないのが携帯音楽プレイヤー、道中何を聞こうかと思いを巡らします。私のウォークマンにはジャズ、クラシック、ロック、カントリーなど自分の好きな音楽が3000曲以上入っています。ビートルズ全アルバムはもちろんのこと、ベートーベンの交響曲も第1番から9番まですべて入っています。その中から往復の4時間をお気に入りの曲を聞いて過ごすのは至福の時間です。
先に亡くなったグレン・フライの「イーグルス」を久しぶり聴いてみましょう。忙しい毎日の中、アルバムを初めから最後まで通して聴けることはなかなかありません。バスの乗客はカネオヘのウィンドワードSCまででほとんどが下車します。ウォークマンからは次のアルバムはが流れています。3枚目のアルバム「ロングラン」を聞き始めるころには、バスはすでにポリネシア文化センターまで来ています。ここまで来れば、目的地のカフクはもうすぐです。
10時57分、ガーリックシュリンプの「ロミーズ」前のバス停で下車。こんなバス停で下車するのは、もちろん私一人です。バスを降りた途端、ガーリックの香ばしさが私の鼻をつきました。期待させる予感がします。ノースショアではハレイワの「マッキーズ」、お隣の「フミズ」に次いで3店舗目です。かなりの評判を聞いていただけに期待感でわくわくします。
11時過ぎたばかりでまだランチには早いのですが。テーブルには腰掛けてオーダーを待っている人たちがいます。次々ツアーバンとレンタカーがやってきてにぎやかになりました。店舗裏には水洗トイレがあります。テーブルの脇には水洗場があり、石鹸が用意されています。ここには、無料雑誌の割引クーポンはありません。$14.40(税込)は今までのガーリックシュリンプでは一番高価です。カフクでは珍しくここはGE(消費税)を加算します。
注文してしばらくすると私のガーリックシュリンプが出来上がりました。盛り付けられたガーリックシュリンプは尾頭付きのエビになっています。大きなエビはさすが他とは違うと思いましたが、頭を取れば普通サイズのエビです。サラダやフルーツは付きません。白米の上にエビが9匹だけのシンプルなものです。エビで勝負と云う主張が見えます。
尾頭付きのエビは新鮮なエビのはずです。冷凍エビを出すところも多いガーリックシュリンプですが、この強気の値段ならばフレッシュなエビでなければなりません。醤油味のソースが付いてきますが、私の口には合わなくソースなしでいただきました。エビは無難なそれなりのものでした。期待値が高かっただけに、あまり満足感はありません。
正午近くになるとツアーバンが何台も止まってお客さんがぞくぞくやってきます。空いているテーブルが少なくなってきました。同じ道路わきで営業するお隣の「フミズ」の$11($2割引)のガーリックシュリンプとの違い、差額分の$3.40以上美味しいのかは疑問です。美味しいと言う噂で人は集まるのでしょう。テーブルは人でいっぱいです。
12時過ぎにやって来るバスを待つために、道路を横切りバス停に向かいます。55番のバスは少し遅れて12時1分にやって来ました。もちろんこのバス停で乗車するのは私一人だけ。冷えたバスの中で長袖シャツを羽織り、帰路も「イーグルス」の続きを聞きます。お腹が膨れてバスに揺られ少しうっとりしながら、午後の音楽鑑賞です。「イーグルス」を聴いてダウンタウンに着いたのは午後2時3分。
「イーグルス」の4枚のアルバムを聴いて、ガーリックシュリンプだけを食べる目的の5時間のバスの一人旅。贅沢な一日を過ごさせてもらいました。私のガーリックシュリンプを食べる旅はまだまだ続きます。
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文章からも素敵なショートトリップが
伝わってきます。
「これを食べるために、敢えてでかける」
最高です!