アメリカの国立学術文化研究機関で、首都ワシントンDCに設立されているスミソニアン協会があります。自然史・歴史技術・航空宇宙の三つの博物館をはじめ、美術館、各種の研究所などが設置されています。ワシントンDCは二度ほど訪れていますが、訪れる場所が多すぎて何度訪れても興味が尽きません。
毎年9月の第4土曜日はスミソニアン協会の日で、協会に属する全米の博物館などが無料で公開されます。ハワイでは、イオラニ宮殿、クイーンエマ・サマーパレス、太平洋航空博物館など9か所が無料で見学できます。
ハワイに住む人は無料で入場できる日が毎月あるのですが、今年は久しぶりにイオラニ宮殿に行ってきました。今回の訪問は三度目になります。前に訪れたのは10年近くも前です。ガイドさんの説明を聞きながら宮殿の内部を見学しました。
今日は以前になかったオーディオ機器の案内に従って、ゆっくり宮殿を見学できました。説明は日本語を始め8か国語で説明されています。毎週月曜日から土曜日の午前11時半には日本人ガイドさんの説明を受けながら宮殿内部を見学することもできます。
ハワイの歴史のなかでも、ハワイ王朝から共和国、そしてハワイ立州へと移り変わる激動の歴史の舞台ともなったイオラニ宮殿です。そんな宮殿で130年前を偲ぶのは感慨深いものがあります。10年前と比べて、ハワイに対する知識も認識もずいぶん変わり、その時々の感動は違うものがあります。
宮殿を建てた第7代国王カラカウア王は、1881年(明治14年3月)日本を訪れ、明治天皇と会見しています。カラカウア王は、日本を盟主とした太平洋連盟を築き、欧米より巨大な連合国家を夢みていました。旅の途中に病に倒れ、夢は実現しませんでした。宮殿内では、明治天皇から送られた菊の紋章の一対の伊万里焼が、ハワイと日本との結び付きを静かに語りかけていました。
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