ハワイにやって来る人やオアフ島在住の日本人の中にはオアフ島でモノレールが建設されていると言う人たちがいます。私の知らないうちに、日本では鉄道の電車をモノレールと呼ぶようになったのでしょうか。
このハワイの鉄道建設の決定にはさまざまなことが言われています。企業と議員の癒着、簡単に言えば建設企業からいくらかの金品が決定権のある議員に渡っています。まぁ、大人の世界ではどこでもあることですから驚かなくてもいいのですが、ハワイ州民1人当たりの負担が5千ドル(62万円)以上になることは確かのようです。
鉄道システムに関しては、日本企業を始め世界の企業が発注の入札に参加しました。ハワイ史上最も巨額になる公共事業の発注先が注目されました。私たち日本人にはあまり馴染みのないイタリアのアンサルドSHSに決まった時には、ラテン系の会社に任せて大丈夫なのかと心配する人もいました。
一般的には、すでにすべてが決定されて一大公共事業が進んでいるのかと思われていますが、まだまだ決定されていないことが多い中で工事が進んでいます。今朝の新聞では、電車車両が2連結車両だった予定が4車両連結の電車と決定されたことを報告しています。
大量輸送が目的の鉄道ですから、バスとあまり変わらない今までのプランの2連結車両は意味がないものでした。2車両では過疎地を走る電車そのものです。やっと電車らしくなってきましたが、駅の用地の買収はまだ完結していません。
今日のテレビローカルニュースによると、ボストンやサンフランシスコの鉄道建設に携わった専門家を1人、本土から年棒(95000ドル、1200万円)で採用することを決定しました。なぜ今のこの時期なのかと、行政の焦りを感じさせるニュースでした。
イタリアのアンサルドにすべて任せて大丈夫なのかという問題は、今年になって少し安心する材料が生まれました。2月に日本の大企業「日立製作所」がアンサルドを買収したのです。日本やイギリスの新幹線の車両を製造している日立がバックにつけば安心です。
ハワイではモノレールの建設はありません。ハワイで今建設されているのはちゃんとした2輪車輪の鉄道です。建設が始まった鉄道建設ですが、電車がいつ走るのかまだまだ時間がかかりそうです。
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