チャイナタウンの西にあるベレタニア通りのヌアヌ川の橋を渡るとちょっとしたホームレスのテント村が存在していましたが、少し前に強制撤去があって今はテントもなくすっきりした従来の姿に戻りました。あの人たちはどこに行ったのでしょうか?今日のニュースではワヒアワのホームレスの紹介をしています。
これから高級コンド群の建設のあるカカアコ地区には200近いホームレスのテント街があります。カカアコ・ウォーターフロントパークやディスカバリーセンターに通じる道にはホームレスが住みついています。現在ちょうど建設中の超高級コンドの部屋数とほぼ同じ数のテントが存在しているのが皮肉です。
この1か月の間に、このカカアコのホームレスにかかわる事件が数件ありニュースでも大きく取り上げられました。先月29日、カカアコ地区から選ばれた議員が地元民から苦情を受けてホームレスの現状を調べていました。カメラを取り出してテント街の写真を撮っていたところ、スケートボードに乗った17歳と14歳のホームレスの少年が議員に襲い掛かり暴行を加えたのです。
その日のテレビニュースでは被害者の目筋に傷の顔をはらした議員と加害者の14歳の少年がインタビューに応えていました。その後、カカアコのホームレスの少女が韓国系の女性からバッグを奪うなどの事件が発生して、ますますホームレスの存在が注目されてきました。
ダウンタウン&チャイナタウンのホームレスはほとんどが一人で生活しているのに、カカアコのホームレスは家族で生活している人たちが多いのには驚きます。暴行を働いた14歳の母親は、息子を暴行罪で訴えないでほしいと涙ながらに訴えていました。訴えられたら息子の将来がダメになると言っていますが、子供と路上生活することがすでに子供のためになっていません。
17歳の少年は同年代の妊娠している少女と路上生活をしています。カカアコの路上生活する人たちの中には親と暮らす幼い子供たちが少なくありません。子供の将来を考えたら、ホームレスの路上生活がいかに子供たちの将来をダメにしているのかという知恵もないのでしょうか?
行政を始め多くの人が助けの手を差し伸べています。州知事と市長がカカアコ地区のホームレスを数週間以内に強制撤去させると同意したようです。どのように、どこに移動させるのかは、まだはっきり公表されていません。
路頭に迷う生活に子供を道連れにする大人には責任がないのでしょうか?ハワイのホームレスは増える一方です。またフードフタンプ(生活保護)を受けている人も増える一方です。カカアコに建設される高級コンドの世界と対照的なカカアコのホームレス村が間もなく消えようとしています。ホームレスの問題が解決されたわけではありません。
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以前もブログに書かれていましたが、
ホームレスが増えているのですね。
本土からも片道切符でくるとのこと。
やはり気候が良いからなのでしょうか。
物価高のハワイにてホームレスはより過酷に
思えてなりません。