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モアナルア・ガーデンは、東京ドームの2倍以上(22エーカー)の広さをもつ日本人には「日立の樹」で有名な公園です。

元々はカメハメハ王家の所有地で、園内には1850年代に建てられたと言われるカメハメハ5世のコテージなども残っています。歴史的な価値のあるコテージには、現在きれいに修復工事中です。

あの日立のテーマソングと共に有名になった「モンキーポッド」と呼ばれる「日立の樹」は、高さが25m、幹廻りが7mもある大木です。調べてみると、日立は1973年から木の映像権利を得て、現在は2007年から年間40万ドル(約5000万円)の宣伝使用料を地主に支払っているようです。日立のおかげで、この公園はきれいに保たれ、日本からの観光客を毎日迎えているのです。

樹木の枝を切って、形を整えたり、風通しをよくする剪定(せんてい)が定期的に行われています。見た目を美しくするだけでなく、養分を効率よく利用させて成長を促進したり、害虫などの繁殖を予防する効果もある剪定があるからこそ、今の形の整った「この木なんの木(日立の樹)」があるのです。夏にはキレイなピンクの花を咲かせてくれます。

今年4月15日から観光客に対して入場料の徴収を始めました。公園管理者は、下水などの管理費の高騰により入場料の徴収を始めたと言っています。課金されるようになって、先日初めて訪れてみました。

駐車場には車が一台もいません。いつもはツアーバンなどがひっきりなしに出入りする時間帯なのに人がやって来ません。私が滞在した15分の間は貸切状態でした。帰りがけに、一組のカップを乗せたチャーター車が一台やってきました。ガイドのドライバーは車の中で待機していました。

今までのほとんどの日本人観光客のみなさんはツアーに組まれた「日立の樹」の前で写真を撮って、すぐに次の観光地へと向かっていたものでした。初めてオアフ島を訪れる人の観光地巡りのスポットとしてとても人気のある公園でした。ツアー会社にとって、有料になって簡単に連れて行ける場所でなくなったのでしょう。

有料になって極端に観光客の数が減ったことは確かです。大人$3、ハワイ住民$1の入場料が適正価格なのかは人が決めることですが、入場料の壁はとても高いような気がします。



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有料になる前の同時刻の公園
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