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どんな話にも大なり小なり起承転結があるものです。一般に私たちが知るのは事の起こりしか知らされない場合が多いように思います。そして、結末を最後まで知ることがない場合が多いように思います。

まずは先週末のハワイをびっくりさせたニュース(起・承)を紹介します。

『米男子ゴルフのソニーオープンに出場していたロバート・アレンビー(43)=オーストラリア=がハワイ州ホノルルで誘拐され、激しい暴行を受けた末に金品を奪われた。海外メディアが17日に報じた。犯人は5、6人のグループと見られている。


ゴルフ専門放送局のゴルフチャンネルによると、アレンビーはソニーオープンで予選落ちした16日夜、キャディーと友人との3人でワイキキのワインバーにいたが、1人になった時に誘拐され、現金、携帯電話、クレジットカードを奪われた。17日朝、バーから約10キロ離れた公園に放置されているところを発見され、滞在先のホテルへ戻ったという。ホームレスの女性が、アレンビーが車から投げ出されたところを目撃している。

ゴルフチャンネルはアレンビーが自分で撮った写真を公開。鼻は曲がり、目は試合後のボクサーのように腫れていた。アレンビーはAP通信の取材に「大丈夫だけど、痛みはかなりある」とメールで返信。AAPの取材には、地下駐車場へ連れて行かれて車のトランクに入れられたと話し「生きた心地がしなかった」と振り返った。地元警察とFBIが捜査中だ。(スポーツ報知より)』

第一報のブレーキングニュースには地元市民だけでなく、ニュースを聞いた全世界の人々が驚いたはずです。時間が経って、「1人になった際に拉致されたとみられるが、連れ出される前後から記憶がないという」報道から、どうも犯人像が曖昧になってきました。

今日のハワイの新聞には、事件の新たな情報が報道されています。起承転結の「転」の大きな変化の展開です。ゴルファーがソニーオープンの予選落ちした深夜の出来事でした。どうもゴルファーは泥酔して、足元もふらつき転んで自ら顔に大きな傷を作ったようです。泥酔して気を失っている間に金品を失くしたようです。

その現場を見ていたと言うホームレスの男性が新たな発言をしています。予選落ちしたゴルファーは相当酔っていたようです。ゴルファーはホームレスに、落ち込んでいて友人たちと別れた後、気晴らしにストリップ・クラブでドラッグにも手を出したと発言しています。

「ゴルファーは気を失い、顔を強打した」とその現場にいたと言うホームレスは続けます。地面に倒れて顔面から出血するゴルファーを介護しようとするホームレスに、ゴルファーはアメックスのプラチナカードを見せて「俺は金持ちなんだ」と言っています。ゴルファーは相当落ち込んでいたようです。ゴルファーとホームレスしかいない現場の出来事で、どちらの発言が事実なのかはこれから分かっていくでしょう。

ゴルファーが無くしたカードから1万ドル以上が使用されている事実など、警察は現在慎重に真相の解明に時間をかけています。人は追いつめられると、とんでもない事をしてしまうものです。一晩の出来事の真相がわかるとスポンサーに不都合が生じるのを恐れて、ゴルファーが狂言事件をでっちあげたのか、事件を締めくくる結末(起承転結の結)がやってくるのは時間の問題でしょう。


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