20120315 010

カリフォルニア州ではすでに衛生基準の一つとして、レストランの厨房で生の食品を扱う場合はゴム手袋を使用することを義務付けています。直接に手で食品に触れることが許されなくなりました。寿司職人はゴム手袋をつけて寿司を握っています。

ハワイ州保険局ではこの月曜日から、オアフ島内のレストランの衛生基準についての情報を一般に公開する食品衛生評価システムを開始しました。カリフォルニア州などですでに多くの州で実施されているシステムです。

新しい食品衛生評価システムでは、州保健局の食品安全担当官によって検査されたレストランで、検査結果を提示するステッカーを店舗の入り口などに公に表示することになります。レストランで外食する機会の多い観光業がメインのハワイでは、食の安全と衛生はとても大切な問題です。

交通信号と同じで、衛生基準を満たしている店舗ではグリーンのステッカー、2つ以上の衛生基準違反が認められた店舗にはイエローのステッカーが貼られ改善が求められます。健康被害のリスクがある衛生基準違反が発覚した店舗にはレッドステッカーで、改善されるまで休店になります。

これから半年の間にオアフ島内にある約6000軒のレストランで、食品衛生評価システムの調査を実施することになっています。来月にはハワイ島やマウイ島でも調査が開始され、州の1万軒のレストランで衛生評価ステッカーを見ることになるでしょう。システムが適用されるのは、店舗を持つレストランだけではありません。ノースショアのエビのランチワゴンなども例外ではありません。

月曜から導入されたハワイのシステムで一番影響を受けるのは、寿司を扱うレストランだと言われています。生の食品を扱うのがメインな料理が多いだけに、たえずゴム手袋の使用が要求されます。

指先の微妙な感触が失われることによって、今までにない寿司になるかもしれない。寿司を握る微妙な動作に影響が出て、ビジネスにも影響ができるかもしれないと、このシステムに反対する人たちもいます。飲食業に要求される、より厳しい衛生基準は歓迎されることです。ゴム手袋の手で握られる寿司には、職人も顧客も慣れるにはしばらく時間がかかるでしょう。


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