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4年前にラスベガスで観たミュージカルが映画化されて公開されました。

ビートルズの世界的な人気に忘れがちになる1960年代、アメリカのポップス界にも世界的なヒットメーカーのグループ「ザ・フォー・シーズンズ(The Four Seasons)」がいました。ニュージャージー州の貧しい地区の4人の若者、「ジャージー・ボーイズ」たちの友情と裏切り、栄光と挫折の物語が2005年にブロードウェイミュージカルになりました。ミュージカルは大ヒットしてアメリカやイギリスだけなく、カナダ、オーストラリア、オランダ、シンガポール、南アフリカでも上演され、今でもロングランの興業を続けています。

2004年に初演されたミュージカル「ジャージー・ボーイズ」は、翌年にブロードウェイに進出。同年にはアメリカの演劇界で最も権威あるトニー賞を受賞しました、現在も大人気のミュージカルです。この作品は、1960年代に正統派アメリカン・ポップのグループとして大活躍した「ザ・フォー・シーズンズ」のメンバー、フランキー・ヴァリの実話を描いたストーリーです。

音楽に興味がなくても、彼らの代表作のメロディーは誰もが一度は聞いたことがあるはずです。「バイ・バイ・ベイビー」は、英国ではベイ・シティー・ローラーズがカバーしていますし、「アップタウン・ガール」は、ビリー・ジョエルがカバーしています。私の大好きなバラード「君の瞳に恋している(Can't Take My Eyes Off You) 」は、今でもアメリカ中のラジオから流れています。

週末に全米で一斉公開された映画は、ブロードウェイのミュージカルと同じ人が脚本を担当し、クリント・イーストウッドが監督することで封切前から話題になりました。時代が60年代とリアルタイムでザ・フォー・シーズンズを知っている人がかなりの高年齢層になっているので、映画興行は相当厳しいことになるのではないかと、一旦は企画が棚上げされました。

私が観たカハラモールの土曜午後のディスカウント料金(8.5ドル)の上映は、予想通り95%が60代以上の年配でした。年配には夜の興行成績が厳しいのでこれからの興行成績が心配されています。しかし、年配層は週末だけでなく平日にも映画館に足を運ぶことができるので、それなりの興業は続けられるでしょう。日本では9月27日からの公開になるようです。

実際のブロードウェイ・ミュージカルの舞台と比べると、やはり迫力に欠けますが映画も悪くありません。どちらも観る機会があれば、50歳以上の人だけではなく若い人にもお勧めの作品です。


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