2007年公開の映画「幸せのちから(The Pursuit of Happyness)」は、ホームレスから億万長者になるまで上りつめたある男性の実話本を映画化した感動の物語でした。ウィル・スミスが息子と初共演をして話題にもなりました。
映画の主人公は、事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれてもあきらめない強い気持ちを持ち、ついには成功を掴んだ実在する男性クリス・ガードナーでした。彼の講演会に日本文化センターに行ってきました。ハワイらしく早朝午前8時の講演でしたが、センターの大ホールは満員になり立見も出るほどでした。
主催はAARP(American Association of Retired Person 全米退職者協会)で、会員数がおよそ3600万人の50歳以上の人ならば誰でも会員になることができる全米最大の非営利団体です。会場はほとんどが60歳以上のシニアでした。
講演者のクリス・ガードナーは今年60歳には見えないほど輝いて見えました。80年代の人生のどん底では、お金も家もなく明日も見えない辛い日々を送っていました。クリスを突き動かすものは、みじめな生活から脱け出して幸せになりたいという強い思いです。父親も知らないで育った自分のような境遇を幼い息子に味わわせたくないという、強い息子への愛情がありました。
映画の邦題は「幸せのちから」となっていますが、直訳の「幸せを求めて」の方がわかりやすいかもしれません。クリスは幼いころ、貧しい生活の中で母親からいつも聞かされる言葉がありました。「あなたはどんな人間にもなれる!強く願えば想いは実現する」
クリス・ガードーナーが人生のどん底のホームレスの生活から抜け出して、成功の階段を駆け登れたのは母親のポジィティブな教えがあったからです。人を創るのは環境ではありません。その人の考え方そのものです。時間を忘れさせる70分の講演でした。
*The Pursuit of Happyness 幸せのスペルはクリスの息子の落書きからのスペルミスをそのまま使用しています。本来はHappiness
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