オバマ政権が推進する医療保険制度改革、いわゆるオバマケアの医療保険への加入をすべての国民に義務付ける期限があと一週間に迫っています。
自由診療を基本とするアメリカでは、医療費が高額であるため民間の医療保険に加入しています。しかし、高額な保険料のため中・低所得層の国民の6人に1人は医療保険に加入していません。実際の無保険の人たちは、それ以上とも言われています。
アメリカの高額な医療費と比べると日本の医療費の何と安いこと。日本に行くたびに訪れるのが、長くお世話になっている大学病院。レントゲン写真を2枚撮ってもらい、馴染みのドクターの意見を聞いて、過去に撮ったレントゲン写真をCDに焼いてもらいました。もちろん日本では無保険ですので、全額負担です。全額負担でも、合計がたったの3748円なのにはいつも驚きです。ハワイで高額な保険に加入していても、この金額の3倍以上はかかるはずです。
アメリカでは入院費の一日当たりの平均額が2000ドル(21万円)と言われています。日本の入院費は手術、検査、ケアの合計費用になりますが、アメリカの入院費は手術、検査、ケアは別途の請求になります。日本の10倍以上にもなるアメリカの高額の医療費に、破産宣告を余儀なくされる人も少なくありません。
日本には高額医療費のサーポート制度が充実していて、1ヶ月の自己負担が少なくすむのはアメリカから見たら夢のようなシステムです。始まったばかりのオバマケの前途には茨の道が待っています。基本には自己責任のアメリカ、国がどこまで国民の面倒をみてくれるのか、アメリカの医療世界がどんなふうに変っていくのか見守っていきたいと思います。
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