日本の「カルピス」は、アメリカでは「カルピコ」として販売されています。なぜアメリカでは別名なのか?と疑問に思ったことありませんか?


30年以上も前のこと、シカゴ郊外の大学にいた頃、日本かぶれのアメリカ人と知り合いになりました。日本のおいしいドリンクを飲ませてやると言われて飲んだのが、「カルピス」でした。パッケージは「カルピス」と同じなのに「カルピコ」?


1960年代の日本の高度成長時代、「カルピス」は飛ぶように売れました。当時、どの家庭にも、冷蔵庫には「カルピス」のビンが冷やしてありました。原液を水で薄めて飲む「カルピス」です。吉永小百合や長嶋茂雄がCMするほどの国民的なドリンクでした。この時代に育った方は必ず、記憶にあるはずです。


1970年代に、「カルピス」はアメリカ市場に進出しましたが、「カルピス」は、英語発音では、Cow Piss (牛のオシッコ)に聞こえてしまい、ドリンクとしてのネーミングには適していませんでした。そこで、英語圏では「カルピコ」と改名されたのです。


日本かぶれのアメリカの友人から、この「牛のオシッコ」のいきさつを聞いて、妙な気分で大学の寮で「牛のオシッコ・・・カルピス」を飲んだのを覚えています。この「カルピコ」を見るたび、30年前の記憶がありありと甦ってきます。


近くのロングスでは、マンゴ味、イチゴ味の「カルピコ」も販売されています。1ドル99セントは少し高いけれど、よく売れているようです。隣のビー球入り「ラムネ」は売れるのかなぁ。


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