全米最大の音楽祭・第56回グラミー賞が今日開催されました。各ジャンルの受賞者もさることながら、今回のメインはなんと言っても元ビートルズのポール・マッカートニーとリンゴ・スターのステージでした。
ビートルズが英国での人気から世界的な人気グループになるきっかけになったアメリカ大衆番組「エド・サリバン・ショウ」がビートルズを招いて50年になります。2月9日がビートルズがアメリカで演奏した初めてのテレビ番組でした。
ポールマッカートニーの姿をグラミー賞で見ていて、幼い頃のポールに想いを巡らせていました。11月に訪れた英国リバプールのビートルズ巡礼の旅から帰って以来、ビートルズがよりいっそう身近な存在になりました。
欧米の音楽家の多くがそうであるように、ポールの音楽の活動の始まりも教会での聖歌隊からでした。リバプールのペニーレインにある1914年に建てられたセント・バーナバス(St. Barnabas)教会で1954年から56年に聖歌隊のメンバーとして歌っていました。ポールは12歳からの2年間を、この教会の空間で何を考えて歌っていたのでしょう。56年に母親が乳ガンで亡くなり、そして翌年57年にポールとジョンは運命的な出会いをしました。ポールが15歳の時でした。
教会の祭壇横の聖歌隊のポールがいつも座っていた指定席があります。ポールの名を示す真鍮の刻印が、60年前のポールを連想させます。ガンに病む母親の回復を神に願ったのかもしれません。この古い教会では、ポールの弟が結婚式を挙げています。ポールはベストマンとして結婚式にも参加しています。
今晩のグラミー賞で歌うポールを見て想う事は、リバプールの古いカビの匂いのする教会で12歳のポールは60年後の今日を想像できたのでしょうか?ステージに立つポールとリンゴ、ジョンとジョージの姿はありません。ビートルズの4人は今も私の中で生き続けます。ビートルズのアメリカ50年を記念して、30日のCNNを始めCBSなどが特集を放映します。
来週の日曜日は、アメリカではオリンピックより大きなスポーツイベント、NFLスーパーボウルの開催です。
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