20131019 004












週末土曜午後4時ワイアラエ・アベニューのカイムキを久しぶりに歩いてみた。ほとんど人が歩いてない。西日の強い12thアベニューには、日陰でホームレスの女性が一人寝ていた。ホームレスのカートに繋がれた犬が、わずかに命を感じさせる動きで私を見上げた。

38年間営業続けてきたローカルレストランの老舗「ビクトリアイン」が昨年閉店した。ハワイの一つの時代の終わりを告げるようなレストランの閉店だった。2004年、近くにちょっと洒落たレストランがオープンした。ディナーだけを提供する狭い店内のレストランだけれども、連日よく人がやって来る。

その「12th アベニュー・グリル」が、2倍の店舗の広さのビクトリアイン跡に移転した。まさにカイムキ地区の時代の移り変わりを象徴するような閉店と移転。1ミリオンドル(約1億円)をかけて内部の改装が終わり、この10月から営業を始めた。外の看板は開店に間に合わなかったのか、「ビクトリアイン」のものを再利用している。「ビクトリアイン」の文字が透けて読める。

メディアは、空間が広くなって利用しやすくなったと紹介しているが、私は狭い空間を周りの人と共有できる以前の店が好きだった。新店舗に行くのは何時になるだろう。

カイムキのこの界隈を歩いてみると、何店もの店舗が空になっていた。不動産のリース契約で家賃が上がって、止むえず閉店にいたったのだろうか?大きな商業施設に人が流れる時代、商店街で小さく営業を続けていくのは簡単ではないだろう。

久しぶりのカイムキは、日本の地方の駅前の商店街のような閑散とした空気がよどむ街の匂いがした。駐車している車の数を見れば、カイムキは私が思うほど悪くないのかもしれない。


*アロハストリートのハワイブログランキングに参加しています。
クリック応援よろしくお願いします。マハロ

*アメリカ合衆国の人気ブログランキングに参加しました。
是非こちらもクリックしてみてください。

アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ

kako-oyrCZgq5H1JNbbBN













kako-rPEziGd9Q19aKMM3
line-52