ワイキキのカラカウア通りの西のはずれにオレンジのビルがあります。そこで、ファイナンシャル・セミナーがあったので、行ってみました。


ハワイでは普通、食事時のイベントには必ずと言っていいほど、ケータリング・サービスによるビュッフェ・スタイルの食事が付き物です。これはハワイに来て驚いたことの一つです。


ファイナンシャル・セミナーで何か得ることがあればという気持ちもさることながら、招待状に記載されていたセミナーの後のディナー:パンヤ・ビストロに釣られて行ったのでした。アラモアナの2階にあるあのパンヤです。


会場は、ネットカフェでもあるINGビルのイベントスペースで、店内に備え付けのモニターを使ってのセミナーが行われました。INGは、銀行、資産運用、生命保険および年金事業を展開するオランダ生まれの世界的総合金融機関です。30名近くの人が参加していましたが、老後を心配するような年配の人が多かったように思えました。


まずセミナー主催者の自己紹介に始まりました。彼は20代後半の青年のように見えます。セミナーを受ける人は40代後半から60代の人がほとんど。主催者は、受講者の子供、あるいは孫と同じ年齢にあたります。そう、この種の財政的なアドバイスをする立場が逆転しています。アメリカでは、ことにおいて年齢はあまり気にされませんが、やはり経験豊かな人からのアドバイスは説得力があります。


彼が1965年のミルクの価格の話をしても、それは彼がオシメをする以前の話で、彼が教科書から学んだ知識です。実際に1965年を経験している受講者のほとんどには、少し説得力に欠けるかもしれません。ちなみに、1965年当時のミルク1ガロンの価格は、1ドル65セントで、現在は6ドルだそうです。


セミナーを要約すると、人は知識を得るために学校に通ったりしますが、お金をうまく活用させる実践的なことは学校では教えてくれません。人は体に不安を覚えたり、病気になったりすると、専門医を訪れます。しかし、大切なお金のことになると、適切なアドバイスをするファイナンシャル・プラナーを訪れる人はほとんどいません。保険の選択から、資産運用までファイナンシャル・プラナーにお任せください。


90分のセミナーが終わって、パンヤ・ビストロのサラダ、メインのパスタ&酢豚、、デザートまでいただきました。メインもおいしかったですが、何種類もあったデザートのケーキがとてもおいしかったです。さすが、パンヤです。食後、秘書らしき人がそれぞれのテーブルを回ってアポを取っていましたが、反応は今ひとつのようです。どうも私たちと同じようにパンヤに釣られてきた人たちがほとんどのようでした。


小柄なローカル出身の主催者は、テレビドラマ「ロスト」に韓国人ギャングとして出演しているそうです。ロコな顔立ちで、韓国人にはあまり見えないのが気になりました。


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