かつて、ハワイには「ハワイアン・ウィンターリーグ」として開催された野球リーグがありました。1993~97年にかけて日本、韓国、アメリカの3カ国のプロ野球組織の若手選手約130人が11月から3ヶ月間4チームでリーグ戦を競いました。
新庄、松井稼、城島、田口、井口といった後にメジャーリーグでプレイした選手が、ハワイで活躍しました。初年度の1993年にはプロ2年目のイチロー選手も「ヒロ・スターズ」の選手として.311の成績を残しMVPに選ばれています。ハワイはイチローにとって思い出の場所に違いありません。
ハワイの海を望める高級コンドの最上階ペントハウスを所有していると噂されるように、きっとイチローはハワイを好意的に思っているはずです。地元ハワイの新聞スター・アドバタイザー紙も、昨日のイチローの大記録には好意的な記事をスポーツ欄の一番に載せていました。
イチロー選手が所属するニューヨーク・ヤンキーズの地元ニューヨーク・タイムズ紙のイチローの扱いが気になっていました。大記録をうち立てる前日には、大記録に迫るイチロー選手の記事がありました。でも、記録を達成した今朝の同紙にはイチロー選手の写真どころか、記事さえもありませんでした。
一般にニューヨーク・タイムズ紙は、民主党寄り(反日)と言われています。アメリカ民主党は日本バッシングの可能性の高い政党です。過去の日本バッシングも民主党が政権をとっているときが大半です。まだ記憶に新しいトヨタ・バッシングも民主党のオバマ政権で、政治的な思惑が起因していました。
新聞などのマスメディアは、中立などありえず左右どちらかに寄るのは現代の常識のようです。今日のニューヨーク・タイムズ紙の朝刊を隅から隅までチェックしてもイチロー選手の名前を捜せないのはそんな大人の事情があるのでしょう。
ニューヨーク・タイムズは反日の編集者が多いようです。コラムでも堂々と「尖閣諸島は中国のものだ」と報じています。親中・反日のピューリツァー賞を2度受賞している有名コラムニストは、「私の観点からみると、中国側の尖閣諸島に対する主張は非常に有力な歴史的根拠がある」とし、「個人的には尖閣諸島は中国領土だと思う」、「日本政府は歴史をわい曲するのにたけている」と伝えています。
日本ではイチロー選手の存在を知らない人はほとんどいないでしょう。アメリカは、想像以上に複雑でベースボールのことなど全く知らない人の方が多いのが事実です。今朝の新聞を読んで、そんなアメリカの複雑さを感じたのでした。
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ロイヤル・ハワイアン・モールの二階を夕食後歩いている時、帽子のツバを後ろ向きにしたイチロー選手と鈴木何とか選手が歩いていました。やんちゃ坊主の様な可愛い顔をした少年でした。
その頃18ー19歳だったのですね?
昨夜同じことを考えていましたが、何時だったのか思い出せずにいましたが、1993年だったのですね。何だかスッとしました。有難うございました。