日本では甲子園で高校野球の決勝戦がありました。１点差のいいゲームだったようです。昔と違って今の甲子園球児たちが目標とするのは、日本の野球ではなくアメリカのベースボールでしょう。
先日紹介した今年メジャーデビューのハワイ出身のセントルイス・カージナルスのコルテン・ウォン選手は、９打席ノーヒットの後は、９打席５ヒット、３盗塁と期待に応える活躍をしています。小柄ながら、右投げ左打ちの走、攻、守を兼ね備えた選手です。
右投げ左打ちと言えば、ハワイのコルテン・ウォン選手と体格も似ている大先輩格のニューヨーク・ヤンキースのイチロー選手が、４０００安打の大記録を打ち立てました。幸運にもイチロー選手の打席前にテレビを付けて、その瞬間をライブで目撃することができました。
大リーグ移籍１３年目で、今までのどの選手の１３年間よりも多くののヒットを打っている事実は誇ることのできる、どのアメリカ選手も認めるイチロー選手の大記録です。
「誇れることがあるとすると、４千のヒットを打つには８千回以上は悔しい思いをしてきている。それと常に向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこ」 （試合後の会見より）
大記録を達成して一塁ベース上で、ヘルメットをとってお辞儀する坊主姿のイチロー選手に悟りを開く修行僧のイメージが重なります。
「日々の小さな努力の積み重ねが未来を作る」とも語るイチロー選手、日々あきらめない心と向上心が今のイチロー選手を作ったのは間違いないでしょう。
イチロー選手ならば、これから更なる大きな記録を残してくれるでしょう。イチロー選手、大記録おめでとうございます。
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