♪「ワイキキから遠く離れたマウイ島には、ハナと呼ばれるそれは天国のような所があります。そして、そのハナを訪れたら、必ずハセガワ・ジェネラル・ストアを見てみなければなりません。
お店の入り口を入っていくとびっくりします。そこは、すばらしい品揃えで何でも手に入ります」♪
これは、1963年に作られたポール・ウェストンの「ハセガワ・ジェネラル・ストア」の歌の出だしです。面白いことに、どのガイドブックを見てもこの歌の出だしの3小節に似た説明があります。
そんなわけで、私もハナを訪れハセガワさんに行ってみました。ハナで暮らすおよそ1855人(2000年)の住人にはなくてはならないお店だということは、店内に入ってみるとよくわかります。生鮮食料品を始め、およそ生活に必要な物は何でもそろっています。店内にはATM(現金自動支払機)まであります。
店名からも判るように、日系人のお店です。1910年、ちょうど100年前に広島から移住した2人の兄弟、長谷川ショウイチさん&サブローさんが、砂糖きびプランテーションで働く日本人のために始めたお店です。20年前に火災にあい、オリジナルのお店ではありませんが、地元の強い要望によって、1年以内に古い映画館の建物を借りてお店が再開されたものです。
私が小さかった頃、昭和の30年代から40年代にかけて、日本の田舎に行くと必ず1店はこんなお店がありました。なかには埃がかかった製品や賞味期限が気になるものもあったりしますが、その町にはなくてはならないお店が日本にもかつてありました。ハセガワジェネラルストアは、そんなお店で、時計が止まってしまった錯覚を感じさせる空間があります。時間の進む速さが半分なのでしょう。この空間は50年前の1960年だと言われても違和感を感じません。
このハナの町は時間がゆっくり流れているようです。インターネットが当たり前の時代に、このお店の入り口はハナのコミュニティの掲示板に利用されているようです。ハナで暮らすには、なくてはならないハセガワ・ジェネラル・ストアです。どの旅行ガイドブックにも掲載され、ハナを訪れる人の観光スポットの一つにもなっています。
さび付いたトタン屋根に色あせた壁板に郷愁を感じるのは、私一人ではないようです。
♪ On the island of Maui
Far from Waikiki
There's a place called Hana
That is heavenly
And when you go there
You've got to see
The Hasegawa General Store
As you walk through the doorway
What a great surprise
There's a wonderful
Variety of merchandise ♪
ハナへの600以上のカーブの続く小道を「ハセガワ・ジェネラル・ストア」までドライブした動画があります。「ハセガワ・ジェネラル・ストア」までの4分51秒のドライブをどうぞ!(動画最期の建物はマウイ牧場のレストランです。レストランの記事はは、また近いうちにアップします)
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