今まで、海に流されたプラスティック(ビニール)袋を海草と間違えて食べてしまう海洋動物たちの悲しい姿を見てきました。浜に打ち上げられて死んでいるホヌ(海がめ)の胃の中には、決まってプラスティック袋の類があるそうです。


スーパーマーケットなどで使用されているプラスティック袋の廃止法案を検討していたマウイ島とカウアイ島は、昨年10月にプラスティック袋禁止法案を施行することを決定しました。そして先日、1月11日より施行されました。


法案では、現在スーパーなどで買い物した際に使用されているプラスティック袋の利用が全面的に禁止です。お店は顧客に対して、プラスティック袋の代わりとして紙袋の使用の有無を尋ねることが可能となっていますが、基本的にはエコバッグの使用を推奨しています。紙袋はプラスティック袋の3.5倍のコスト高になるのでお店にとってはたまりません。そして、違反者には1日500ドル(マウイ島)、250ドル(カウアイ島)の罰金が課せられます。


現在オアフ島では、普通にセイフウェイやロングスなどで買い物をすると、少し重いものなら二重にしてプラスティック袋に入れてくれます。嫌でも家には、このプラスティック袋が貯まります。我が家では、頻繁にゴミ袋にしてシューターに毎日放り込んでいます。でも捨てるスピードよりも、貯まるスピードが速いため、我が家の台所のシンク下にはプラスティック袋が貯まっています。最近は、エコバッグを持ち歩くようにして、貯まる速度を遅くしています。


いつも不思議に思うことは、オアフ島のどこのスーパーもエコバッグを販売しているにもかかわらず、エコバッグを使用している人の少なさです。手ぶらで買い物に行ってプラスティック袋に入れてもらう方が楽ですが、やはり環境とこれからの世代の人々のことを考えるとエコバッグを利用すべきでしょう。


マウイ島とカウアイ島だけでは、意味がありません。オアフ島を含めたハワイ州全体がプラスティック袋の利用をやめなければいけません。大量販売のコスコ(コストコ)にはプラスティック袋が当初からありませんが、人はうまくお店を利用しています。


観光地、リゾートでの買い物でのプラスティック袋の廃止は簡単ではないでしょう。さて、環境にやさしいプラスティック袋使用禁止法案がマウイ島やカウアイ島だけでなく、ハワイ全体に広がっていくのでしょうか。


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