ダウンタウンの州立図書館に行ってきました。イオラニ宮殿の隣にある1913年に建てられた立派な建物です。


ハワイの図書館には、自宅から散歩を兼ねて行ける距離にあり、月に最低一回は行っているでしょう。もう何年もこの習慣が続いているのですが、こんなことは初めてです。


貸し出しは3週間の期限があり、いつも3冊の本を借りています。今回も今日が期限の最終日で、数日前から今日の外出を計画していました。昨日は午前に時間があったので、昨日行く準備をするところまでしたのですが、まだ1日あるのでやめてしまいました。


そして、今日いつものようにゆっくりダウンタウンを歩いて、ホテルストリート、そしてイオラニ宮殿の裏のパレス・ウォークを通ってイオラニ宮殿裏から図書館に行きました。返却の3冊の本を取り出して、係りのお姉さんにスキャンしてもらって、びっくり。


「返却期限が過ぎてていますね」
「そんなはずありません。もう一度確認してください!」

お姉さんは、3冊の本の裏にスタンプされている返却予定日の日付を見せてくれました。確かに、3冊とも一週間前になっています。記憶をたどると、まったく自分の勘違いだとわかりました。すでに4週間が過ぎているのに、自分は3週間だと信じて疑わなかったのです。ショックでした。

何年も同じことをしているのに、こんなこと初めてです。一般に、こんなことを老化現象の始まりだと言う人もいるでしょう。確かに、10年前と比べると、体力だけでなく、記憶力もずいぶん変化したことを自覚しています。


延滞料、1冊1日につき25セント、3冊7日で5ドル25セントを寄付しました。不思議に延滞料を支払うのには、何のためらいもありませんでした。今まで無料でたくさんの本、CDを借りられたのですから、これくらいは当たり前です。問題は、自分がうっかりしたことです。

最近感じることは、時間の経過の速さについていけないことです。自分の時間感覚が、その速さについていけません。この感覚では、1年は9ケ月になってしまいます。もう来月にはクリスマスになる感覚でしょう。


今日は本の他に久しぶりにCDを借りてきました。ショックなことばかりではありません。先月カウアイ島で聴いた尺八のライリー・リーとギターのジェフ・ピータソン共演のCDを見つけました。うれしくなりました。ジェイクのCDも借りてきました。

CDのライナーノーツを見ていると、レコーディング・スタジオがナッシュビルのオムニ・スタジオになっています。私のデモ曲のボーカルを録音したスタジオです。10年以上前の懐かしい、楽しい記憶が甦ってきました。


昔を懐かしむのも、老化現象の一つだと言われそうです。次回の3週間の返却は絶対忘れません。まだボケてはいられません。


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