ハワイ島のキラウエア火山の火山活動が、再び活発になっているようです。ハワイ火山観測所は、プウオオ火口原で、先週末に溶岩の増量が確認され、溶岩の活動に伴う微震も確認されています。時期が時期だけにとても気になる動きです。
昨日も、日本からの地震情報がアメリカに届きびっくりしました。東北沿岸で起きた巨大地震の余震活動は毎日のように続いているようですが、昨日の英語ニュースの見出しは「大阪、マグニチュード6.5の地震」になっていました。
大阪で地震!驚いて日本のニュースをチェックすると、宮城県沖で今月11日の地震の余震とみられるマグニチュード6.5の地震があり、宮城県石巻市で震度5弱の揺れを観測したものでした。英語のニュースも、よく読んでみれば、ニュース元が大阪ですが、地震は宮城沖の余震を伝えるものでした。
地震でも、津波でも生き残った人が自ら命を絶たねばならない悲しいニュースにやりきれない気持になります。原発がなければ死ぬことはなかった農家の方が死に追いやられたニュースは、日本では大きく取り上げられたのでしょうか?福島原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日の事件でした。
雨の日も雪の寒い日も、一生懸命育てた野菜を処分しなければならない農家の人々の気持ちを想うとやりきれません。こんな悲しい事があってはなりません。
『自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。 ただ、畑の約7500株のキャベツは無事で、試食も済ませ、収穫直前だった。 遺族によると、男性は21日にホウレンソウなどの出荷停止措置がとられた後も 「様子をみてキャベツは少しずつでも出荷しないと」と話し、納屋の修理などに取り組んでいた。
23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、男性はむせるようなしぐさを繰り返した。「福島の野菜はもうだめだ」。男性の次男(35)は、男性のそんなつぶやきを覚えている。「今まで精魂込めて積み上げてきたものを失ったような気持ちになったのだろう」
男性は30年以上前から有機栽培にこだわり、自作の腐葉土などで土壌改良を重ねてきた。キャベツは10年近くかけて種のまき方などを工夫し、 この地域では育てられなかった高品質の種類の生産にも成功。 農協でも人気が高く、地元の小学校の給食に使うキャベツも一手に引き受けていた。 「子どもたちが食べるものなのだから、気をつけて作らないと」。 そう言って、安全な野菜づくりを誇りにしていたという。
遺書はなかったが、作業日誌は23日までつけてあった。 長女(41)は「こんな状態がいつまで続くのか。これからどうなるのか。 農家はみんな不安に思っている。もう父のような犠牲者を出さないでほしい」と訴える。』(朝日新聞)
日本政府は、地震からも、津波からも生きながらえた罪のない人たちが自ら命を絶たなくてはならない世界にしてはいけません。政府、東電はチェルノブイリとは違うとの見解ですが、福島はすでにチェルノブイリ状態です。一日も早く現状がよくなることを祈っています。それにしても、285トンの中国産キャベツを緊急に輸入した日本、本当に大丈夫でしょうか?つい最近まで、中国産野菜は危ないので庶民は敬遠していたはず・・・
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