いつだったかはっきり覚えていません。5年か6年ほど前のこと、日本からハワイに帰る飛行機の中から、眼下に見えるこの世のものとは思えない鮮やかな赤褐色と緑の島を見ました。高度がかなりあったので、カウアイ島なのかどうかは分りません。
ハワイに最初に植物を運んできたのが渡り鳥だったと言われています。ハワイに人が初めて来たとき、すでに2000種類以上の植物が繁殖していたと言われています。豊富な雨に恵まれた緑豊かなカウアイ島は、渡り鳥によってもたされたものでもあります。
カウアイ島のほぼ中央の1598mのワイアレアレ山頂は、年間12000mmという世界でも有数の降雨量を記録する場所として知られています。雨がせせらぎになり、そして川がゆっくり何百万年もかけ大地を浸食して谷を造ります。グランドキャニオンに負けない太平洋のグランドキャニオン、ワイメア渓谷を誕生させました。山と谷底の高低差は1000メートル以上あり、自然が見せてくれる雨の彫刻の美しさに言葉を忘れます。
赤褐色の岩肌に、植物のさまざまな緑が目の前に広がります。誰もが息を呑み、自然の美しさとその迫力に圧倒されます。ハワイのどの島にない自然の美しさがあります。訪れる時間帯によってさまざまな顔を持つ大渓谷です。私が訪れた正午過ぎは、目を凝らしてみると谷の底まで陽が射していました。
陽が傾くと、陰が織り成す陰影が風景をより立体的に目に飛び込んでくるそうです。次回訪れる時は、少し時間をずらしてみようと思います。雨が降るとこの深い渓谷のところどころで白い滝が見られるそうです。雨の日も悪くないかもしれません。
展望台からさらに車を進めていくと、有名なナパリの垂直に切り立つ崖の展望台に行けます。そこは次の楽しみに取っておきましょう。まだまだ自分の知らない世界がハワイにはたくさんあります。時間をかけて、ハワイの島々が魅せてくれる楽園を楽しみたいと思います。
以前に飛行機の中から見たこの世のものとは思えない鮮やかな島は、一体どこだったのでしょう。ワイメアキャニオンを見て、私はあの飛行機からの風景を思い出しました。今私は、あの美しい島はカウアイ島だったのだと深く信じて疑いません。
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