チャイナタウンのどこででも見られるものではないのですが、時々こんな懐かしいものを見かけたりします。
チャイナタウンのマーケットで、ブタやニワトリの足を見かけたり、生きたカエルがカゴの中で「Ribbet, Ribbet !」と鳴いているのを聞いたりするのはよくあることで、今では足を止めることもありません。
私の幼い頃、田舎の水辺に行けば必ずいたアメリカザリガニ。田んぼに引かれる小さな水路にもいました。カエルの足を引き裂き、ヒモの先に結びつけ、アメリカザリガニのハサミの先にぶら下げてやると、面白いように食いついてきました。
昭和30年、40年代に子供時代を過ごした人なら、似たような体験をしているはずです。日本の夏の風物詩、セミとともに私にとってあの赤褐色のアメリカザリガニは夏の幼い頃の思い出にしっかり刻まれています。夏の子供のいい遊び相手でした。
チャイナタウンの魚屋さんの前を通りかかると、あの懐かしいアメリカザリガニが一匹2ドルで売られているのを見つけました。元気がよく、一匹のアメリカザリガニは、外に飛び出して路面でうごめいていました。
中華料理の美味しい食材なので、きっとこれを買って食べる人がいるのでしょう。簡単に20〜30匹を捕まえることができた子供の頃の記憶が甦ってきました。このアメリカザリガニはどこからやってきたのでしょう。20匹で40ドル、私の子供時代にこの値段で売ることができたら、子供たちはきっと何匹でも捕まえたことでしょう。
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