ファースト・フライデーを、ほぼ毎月楽しんでいるのですが、2年ほど前のピークに比べると寂しい気がします。ギャラリー・ウォークとして始まったファースト・フライデーが変ってきています。
先月のファースト・フライデーから、ステイト・ミュージアム(州立美術館)の前庭での無料コンサートがなくなってしまいました。特に1月のコンサートは、毎年グラミー賞ハワイ部門にノミネートされたアーティストらがステージを披露していました。今年からグラミー賞の部門縮小のため、ハワイ部門が削減されたため7年続いた特別コンサートも、今年は開催できなくなってしまいました。毎年楽しみしていただけに残念でたまりません。
チャイナタウンの一角の若いアーティストらがギャラリーを構える建物が、今月は灯がともっていました。ここは毎月公開されているわけではありません。今月は一部が一般公開されていました。以前と比べると寂しいファースト・フライデーでしたが、久しぶりにギャラリーをオープンしていたアーティストに再会することができました。
アーティストは Cheyne Gallarde さんで、ハワイ生まれのまだ30歳のこれからが楽しみな写真家です。独学で学んだ彼の写真の感覚は天性の芸術性があります。彼の作品は、彼の大好きな1950年代風なレトロ調の写真が特徴です。
壁のポスターはすべて彼の作品で、ローカルアーティストのCDジャケット、商業ポスターなどを手がけています。暖かみが感じられる写真です。彼は写真を撮るだけでなく、ファションセンスがすばらしくスタイリストもしながらシャッターを切ります。作品は、ローカルの雑誌や新聞で紹介されています。彼の作品にストーリがあるのは、ローカルのステージにも立つ役者でもあるからでしょう。基本は屋外での撮影で、彼のイメージした芸術感覚が作品によく表されています。これからのいっそうの活躍が楽しみです。
去年よりギャラリーの数が減って寂しくなりました。減っていくギャラリーに代わって目だって増えているのが、ファッション系のブッティックです。現在工事中の店舗は、ビキニ専門店になるようです。ギャラリー街ではなく、ファッション街に変化しているような気がします。空き店舗が長い間空きのままになっているのは街の発展のためにはよくありませんが、ギャラリーウォークがファッションウォークに変わるのも少し寂しい気がする今年初のファースト・フライデーの夜でした。
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